今日は編入試験の経済学の勉強方法についてご紹介します。
経済学は独学でも学習が可能な科目です。
目次
基礎を徹底するべし
編入受験生の多くは基礎ができていません。
しかし、受験生は基礎力もないくせに武隈とか難しい参考書をやります。
多くの大学では基礎的なことしか聞かれません。確実に基礎を仕上げてください。
基礎力があれば十分戦えます。
経済学の勉強方法
多くの大学では計算中心です。
計算は必ずできるようにしてください。
計算問題ができないと話になりません。
計算問題は繰り返し解いて確実にできるようにしましょう。
また計算は数学を使います
全くわからない方は先に微分と対数だけでいいので、数学の勉強をしましょう。
最近は、説明問題もよく出題されているので、計算ができたら、らくらく経済学を読み込むなどして理論をしっかり理解するようにしましょう。
理論を理解できていれば、記述は楽勝です。
編入試験の経済学にオススメな参考書
基礎
基礎は公務員試験向けの参考書を使います。
らくらくシリーズ
らくらくシリーズは図が大きくてわかりやすいです。
まずはざっくり理解して、次の計算の問題集をさっさとやってください。
ただらくらくはサイズが大きくて持ち運びには不利です。
持ち運びが多い人は単行本サイズの石川先生の「試験攻略入門塾速習!」もおすすめです。
ただどちらにせよ、らくらくの計算編は、落としてはいけない計算問題がまとめられているのでやりましょう。
ミクロ経済学
ミクロ経済学は参考書が充実しているので、好きなのをやりましょう。
芦谷ミクロ
神戸大学の経済学部の教授が書いた本です。
特に神戸大学経済学部の経済学ではこの本を意識した問題が出題されます。
問題のチョイスが素晴らしいです。ゲーム理論が特に詳しいです。
解説もわかりやすいです。
らくらく計算問題編で足りない部分はこれで補いましょう。
※印が付いた問題は難しいので飛ばしても構いません。
神取ミクロ
記述対策に有効です。
計算問題もありますが、どちらかというと記述が多めです。
問題集は章ごとにキーワードがまとめてあるのでテスト前の最終チェックに最適です。
難易度は芦谷ミクロと奥野ミクロの間くらいです。
基本は問題集を解いてわからない所を「ミクロ経済学の力」を読み返すといいでしょう。
問題集の76ページの交換経済の市場の均衡の計算問題は意外と他の問題集に載っていない上に出題あるので、やっておくといいでしょう。
奥野ミクロ
武隈ミクロよりは、奥野ミクロの方がおすすめです。
内容としては大学院入試向けですが、難問が出題された場合は対応できます。
この参考書は語句説明の難問対策には有効です。
他の参考書に載っていないものが載っていますがややオーバーワークです。
ただ演習編は第2版になってから一気に厚くなり1冊仕上げるには重たくなりました。
過去問を見て見たことない問題があったらこの問題集にあったりします。
時間に余裕がない方は神取ミクロだけやれば十分です。
武隈ミクロ
京大以外の大学では要りません。
他の大学を受験する方はTOEICが900点以上取れていて、余裕な人だけやってください。
この参考書をやる余裕があるのならば、TOEICを強化させた方がいいです。
マクロ経済学
一時期はマクロ経済学は良い参考書がありませんでしたが、最近は充実しています。
スタディガイド
記述の問題が多めですが、何か使いにくいです。
しかも絶版になりました。
NEW:例題から学ぶマクロ経済学の理論
マクロ経済学の問題集についてはあまり良い参考書がなかったのですが、やっと推せる参考書がリリースされました。
どこのサイトでも紹介されていませんが、素晴らしい問題集です。
二神マクロは解答がないので使いにくいですが、こちらはしっかり解答があります。
本自体はページ数少なくて薄いですが、マクロ経済学の計算問題が網羅されています。
編入試験では頻出分野なのに他の問題集では載っていないソローモデルの問題も掲載されています。
マクロ経済学についてはこの本だけで十分です。
二神マクロ経済学 第2版
阪大のマクロ経済学の教授であり、二神先生の教科書は多くの大学で使われています。
ただ全体的に使いにくいのが難点です。
阪大以外はやらなくていいかなあっていうのが本音です。
解答はこちらにあります。



新装版 大学院へのマクロ経済学講義
余裕があればやってもいいと思います。
大学院入試の過去問集ですが、意外と簡単です。
問題数少ないのでさらっと回せるはずです。
前半は数学なので後半のマクロ経済学の部分だけ解くといいでしょう。
ちなみに、ミクロも出版されていますが、ミクロは他にもっと良い問題集あるのでそっち使った方がいいです。
マクロは良い問題集少ないので持っておいても損はないかと思われます。
実践演習
経済学に関して過去問集は出版されていません。
だから実際にホームページで公開されている大学の過去問を解いてみるといいでしょう。
解答はありませんが、わからなくても過去にやっていた参考書を見返せば解答を作成できるはずです。
そこでホームページで過去問が公開されている編入試験の大学をまとめました。
ただ編入の過去問はあまりホームページで公開されていません。

演習には院試の過去問がおすすめです。しかも意外と簡単です。
院試は多くの大学で過去問がホームページで公開されています。

なんだかんだTOEICが一番重要
編入試験の不合格の原因の9割はTOEICが原因です。
何回でもTOEICの受験ができるので後回しにしがちです。
気がついたら受験が終わっていて、就活が始まっています。
TOEICはダラダラ勉強するのではなく、短期集中で勉強すべしです。
合格者の多くは短期集中で700点~900点を獲得しています。
ダラダラ勉強している方は途中で編入自体を諦める方が多いです。
早い時期に高得点を取れば、専門科目の勉強に全振りできます。
スコアは他の大学でも使い回せます。
ちなみに、ですがTOEICが使える大学は以下の通りです。
参考までに合格の目安の点数も示しておきます。
- 大阪大学(800点)
- 東北大学(700点)
- 名古屋大学(800点)
- 神戸大学経営学部、経済学部(750点)
- 横浜国立大学(620点)
- 埼玉大学(700点)
- 和歌山大学(600点)
- 愛媛大学(600点)
- 静岡大学(650点)
- 滋賀大学(650点)
- 長崎大学(600点)
こんなにTOEIC大事なのに編入予備校はあまりTOEICに力を入れていません。
まずは公式問題集をやり込む
公式問題集以上に質が高い問題集や参考書は存在しません。
公式問題集は本番と全く同じ形式であり、作問者も同じです。
特にリスニングは本番とナレーターが同じなので徹底的に何回も聞きましょう。
聞いてるだけでは飽きるので、声に出してみたり・音声を書き起こしてみたりしましょう。
金のフレーズ
TOEIC受験生ならば誰もが使っている1冊です。
TOEICに出てくる独特な単語が網羅されています。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
文法について演習量が肝です。
この参考書は解説がわかりやすいです。
大学受験でいう「Next Stage」や「アップグレード」みたいな使い方をしてください。
英語苦手な人向け
おそらく編入試験を目指している方は、一般入試で落ちた人でしょう。
特に英語が苦手な方は編入試験では致命的です。
そもそも英語が苦手な人は自分で勉強する気もしないでしょう。
一般入試と同じ失敗を繰り返したくないならば、他人に勉強を管理して貰うべきです。
そこで、オススメです。
スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン です。

担当コーチがあなたの学力にあったオリジナルの学習プランを作ってくれます。
毎週の週課題が担当コーチからチャットで送られます。
3か月または6ヶ月短期集中で結果を残します。
250点アップはじめ、続々とスコアアップ報告が届いていると話題です。
またチャットや音声面談で相談ができるので、モチベーションの維持に最適です。
初期の学習方針調整や中間地点の30分面談、週1回の10分面談で時間をかけての相談も可能です。
日々の学習状況を毎日担当コーチにチャットで報告し、アドバイスをもらえます。
予備校や編入サークルは入る価値は低い
確かに合格者に対する予備校出身者の割合は高いですが、予備校に入る価値は低いです。
また編入サークルについてはOBの方が金儲けを目的にやっていますが、必要ないです。
本音を言うと、良い大学に編入して大企業に就職してお金に余裕にあるはずなのに、お金のない大学生を食い物にするのは違うのではないかなと思います。
ましてや勉強法のnoteについてもそんなもの買う金があるのならば、1回でも多くTOEIC受験してください。
授業の質が低い
ぶっちゃけて言うと、市販本で自学自習した方が効率が良いです。
わざわざ専門科目の為に授業を聞くのは効率が悪いです。
また、編入予備校の講師は良い人は良いみたいですが、講師によって当たり外れが多いということも良く聞きます。
仲間のレベルが低い
同じ目標を持った仲間と一緒に勉強したいからという理由で予備校に通いたい方もいらっしゃるでしょう。
ですが、大学受験の予備校の時と違って編入予備校は全体のモチベーションは低いことが多いようです。
もう大学に通っている以上ある程度人生は確約されているので、お金だけ払って来なくなる人も一定数いるようです。
もちろん難関大に合格するもの凄い人もいます。
ただわざわざ高い学費を払ってまで通う必要があるかというと微妙です。
テキストは市販本を元に作られている
よく予備校のテキストが欲しいから、予備校に通うという意見も見かけます。
編入試験の問題は主に授業で使っている教科書から出題されています。
教科書は市販されている書籍です。
もちろん予備校のテキストも市販本を参考に作られていると考えられます。
じゃあ、最初から市販本を買って読めばいいのではないかという話ですよ。
結局英語重視なのにサポートできていない
予備校は基本的に専門科目中心です。
何度もいいますが、専門科目は差が付きません。
専門科目はできて当たり前だし、一番差が付くのは英語です。
ですが、編入予備校では英語にあまり力を入れていません。
あまり英語に力を入れていないので、元々英語力のある人がさらっと受かっているイメージです。
だから、もしお金に余裕があるのだったらTOEICやTOEFLを専門に扱っている塾に通いましょう。
強いて言えば過去問しか価値がない
予備校の唯一の価値は過去問が手に入ることだけです。
予備校は有名大学から無名大学までかなりの数の過去問を保持しています。
ただ問題だけで解答は作っていません。
基本的には予備校は過去問しか価値がありません。
学校別対策
大学の傾向と教科書に寄せた対策をこれらの記事で考えています。

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コード入力を忘れないようにしましょう。
入って損はないので、まだ入ってない方は入っておきましょう。
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