今回は東北大学経済学部3年次編入試験の対策についてです。
日程
11月中旬です。
神戸大や名古屋大が終わったあとくらいです。
入試科目
2018年より入試方法が変更になりました。
1次試験がTOEICになり、足切りがあります。
1次試験
- TOEIC(足切りに使われるのみ)
※以前は100点満点で換算されていましたが、足切りに使われるのみになりました。
2次試験
- 数学が必須になりました。
- 経済学基礎問題
数学が必須科目になったので受験者数は1.5倍くらい減りました。
※以前は小論文と面接がありましたが、なくなりました。
あと経営学がなくなりました。まあまあ選択者いたのですが。
最近露骨に合格者数が減っている
定員20名になっていますが、最近は20名取りません。
そして、2021年度は合格者数2人だけでした。
| 合格者数 | |
| 2024 | 2人 |
| 2023 | 5人 |
| 2022 | 3人 |
| 2021 | 2人 |
| 2020 | 8人 |
| 2019 | 11人 |
| 2018 | 16人 |
| 2017 | 18人 |
過去5年間のデータを見ても年々合格者数減っているのがわかります。
東北大に過去入学した編入生が期待している学生と異なったのでしょう。だから、数学を必須にしたり…
大体ここまで合格者数が減った大学は今後募集停止にすることが多い気がします。
内部でも東北大経済が編入をやめるのではないかという噂はあるにはあるみたいです。
ちなみに、近辺の北海道大学経済学部は募集停止になりました。
だから、よっぽど東北大学に行きたい人か、地元の人以外はあまり受験に期待しない方がいいかもしれないです。
特に仙台って立地もあまりよくないですし。
経済学の基礎問題って?
基本的にどっちの科目を選択してもいいです。難易度も同じくらいです。
ただし、TOEICは足切りに使われるだけだし、最近合格者が露骨に少ないことを考慮すると満点を狙いに行きましょう。
最近の東北大学はそれくらいの気持ちじゃなければ受からないです。
また、難易度は本当に基礎的です。
経済学においては正直神戸大学の経済学部の経済学の方が難しいです。
らくらく経済学だけでも戦えますが、やや計算問題よりも記述が多いです。
しっかり基礎的なことを頭に入れておきましょう。
経済学
らくらくシリーズ
基本的にはらくらくシリーズをやれば戦えます。
ただしらくらくだけでは対応できない年度もあります。
ただらくらくはサイズが大きくて持ち運びには不利です。
持ち運びが多い人は単行本サイズの石川先生の「試験攻略入門塾速習!」もおすすめです。
ただどちらにせよ、らくらくの計算編は、落としてはいけない計算問題がまとめられているのでやりましょう。
芦屋ミクロ
神戸大教授の芦屋のミクロ経済学もやりましょう。
ただし※問題は難しいので飛ばしてもいいでしょう。
NEW:例題から学ぶマクロ経済学の理論
正直マクロはこれだけでいいです。
マクロ経済学の問題集についてはあまり良い参考書がなかったのですが、やっと推せる参考書がリリースされました。
どこのサイトでも紹介されていませんが、素晴らしい問題集です。
二神マクロは解答がないので使いにくいですが、こちらはしっかり解答があります。
本自体はページ数少なくて薄いですが、マクロ経済学の計算問題が網羅されています。
ソローモデルやlogを微分させる問題は意外と出題されるので抑えておきましょう。
マクロ経済学についてはこの本だけで十分です。
新装版 大学院へのマクロ経済学講義
余裕があればやってもいいかなって感じです。
大学院入試の過去問集ですが、意外と簡単です。
問題数少ないのでさらっと回せるはずです。
前半は数学ですが、一応数学も範囲なので解いてみるといいでしょう。
神取ミクロ
余裕があればやってもいいでしょう。記述対策に有効です。
基本は計算重視ですが年度によっては記述重視の年もあります。
計算問題もありますが、どちらかというと記述が多めです。
章のまとめにキーワードがまとめてあるのでテスト前の最終チェックに最適です。
難易度は芦谷ミクロと奥野(武隈)ミクロの間くらいです。
基本は問題集を解いてわからない所を「ミクロ経済学の力」を読み返すといいでしょう。
数学は?
数学についても基礎的です。
ですが、数学は苦手な人が多いので一番差が付きます。
もちろん数学についても満点を狙いに行ってください。
神戸大学経済学部と併願する方は特別な対策は必要ないです。
また数学は統計が頻出なので勉強しておきましょう。
範囲は「線形代数及び微積分学の基礎的問題」となっていますが、一応統計の勉強しておきましょう。
追記:
過去の入試問題についてこの一文があることから統計の出題は今後ないようです。
「経済経営数学」では大学程度の線形代数及び微積分学を出題するため、過去問として、「経済数学」の過去問から確率・統計の分野を除いた部分を参照して下さい。
引用:https://www.econ.tohoku.ac.jp/econ/page-faculty-transfer-kakomon.html
まずは高校の範囲
実はほとんど高校の数Ⅲまでの範囲の知識で解けます。
特に数Ⅲの微積は毎年必ず出ます。
ですが、多くの志望者は文系出身で数Ⅲまで勉強していないでしょう。
中には数学すら受験で使っていない私大の皆さんもいるでしょう。
もうヘド吐くほど苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
特に以下の範囲は必ず完璧にしてください。
- 三角関数
sin、cos、tanの基本的な原理がわかっていないと微分積分で詰みます。
- 指数対数の計算
経済学の計算問題でも普通に使います。
基本的な指数対数の計算ができないと、微分積分で詰みます。
- 数Ⅲの微分積分の計算問題と証明
ここは絶対出題されるので、確実にできるようにしてください。
むしろ、三角関数と指数対数の勉強は微積の計算をできるようにするために必須にしました。
スタディサプリ
まずおすすめはスタディサプリです。
超一流の講師が動画講義で丁寧にやってくれるので、数学苦手な方でもついてこれるでしょう。
しかも月2178円とお値打ち価格です。
特に三角関数と指数対数と、数Ⅲの微積の計算は必ず極めてください。
対数の計算は経済学の計算問題でもよく出てきます。
数学苦手な方もとりあえずスタディサプリの講義を聞いてみましょう。
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高校範囲の参考書
スタディサプリだけで不足を感じる方は取り組みましょう。
あまり難しい参考書に取り組む必要はありません。
この参考書は少ない量ですべての範囲を網羅できるのでおすすめです。
チャート式の問題絞ったバージョンみたいな感じです。
数Ⅲの微積分の計算に不安がある場合はこちらの計算問題集もどうぞ。
ガンガン演習できます。
数Ⅲの微積の計算問題はよく出題されるし、絶対落としたらダメです。
大学数学の範囲は出る所が決まっている
大学の範囲は大体出るところ決まっています。
範囲は微積と行列のみです。
特に微積は高校の数Ⅲと被ります。
以下のところは最低限絶対できるようにしてください。
- 行列式や固有ベクトルの計算
- マクローリン展開
- 偏微分を使った最大最小問題(極大、極小)
最近は証明問題も出るので本質を理解してください。
経済学を学ぶ人のための数学講座
多くの方はこの本のみで理解できるかと思います。
経済学部の編入数学に特化した本です。
作者の桜井 基晴先生は編入数学の書籍をたくさん出しているので信用できます。
どの書籍も解説が丁寧です。
一度絶版になりましたが、Amazonでオンデマンドペーパービューとして購入できます。
オンデマンドマンドペーパービューは、著者がAmazonに書籍のデータを渡しています。
Amazonは注文されてから、印刷し、発送します。
大体注文後5日程度で届くようです。
経済数学 サピエンティア
神戸大学経済学部の経済数学で使われている教科書です。
おそらく併願で受ける方も多いでしょう。
この本は定義に関してはかなり詳しく書かれています。
東北大学でもたまに証明の問題も出るので、証明対策には有効です。
この本に書いてある定義を紙に書き写しながら、しっかり理解しましょう。
また練習問題の解答はこちらにあります。(結構くわしく書かれているので取り組みやすいです)
https://store.toyokeizai.net/user_data/contents/books/9784492314715/download20160512.pdf

よくわかる経済数学入門講義
東北大学の経済数学で使われている教科書です。
一応教科書なのでここから証明等の問題が出題されることは十分考えられます。
割と丁寧に書いてある本なので持っておいて損はないでしょう。
TOEICの足切りはいくら?
以前は100点満点で換算されていましたが、現在は足切りに使われるのみです。
足切りのラインですが、結論から言うとわかりません。
噂では750とかありますが、そんなに高くはないと思います。
過去には500点代でも合格者はいるし、600点代でも合格者はそこそこいます。
たぶん足切りのラインは500から650あたりでしょう。
ですが、他の大学ではTOEICは取れば取るほど有利なので、TOEIC高いに越したことはないです。
ただし東北大学に関しては完全に専門科目の方が比重が高いです。
TOEICは短期集中で
編入試験の不合格の原因の9割はTOEICが原因です。
何回でもTOEICの受験ができるので後回しにしがちです。
気がついたら受験が終わっていて、就活が始まっています。
TOEICはダラダラ勉強するのではなく、短期集中で勉強すべしです。
合格者の多くは短期集中で700点~900点を獲得しています。
ダラダラ勉強している方は途中で編入自体を諦める方が多いです。
早い時期に高得点を取れば、専門科目の勉強に全振りできます。
スコアは他の大学でも使い回せます。
ちなみに、ですがTOEICが使える大学は以下の通りです。
参考までに合格の目安の点数も示しておきます。
- 大阪大学(800点)
- 東北大学(700点)
- 名古屋大学(800点)
- 神戸大学経営学部、経済学部(750点)
- 横浜国立大学(620点)
- 埼玉大学(700点)
- 和歌山大学(600点)
- 愛媛大学(600点)
- 静岡大学(650点)
- 滋賀大学(650点)
- 長崎大学(600点)
こんなにTOEIC大事なのに編入予備校はあまりTOEICに力を入れていません。
まずは公式問題集をやり込む
公式問題集以上に質が高い問題集や参考書は存在しません。
公式問題集は本番と全く同じ形式であり、作問者も同じです。
特にリスニングは本番とナレーターが同じなので徹底的に何回も聞きましょう。
聞いてるだけでは飽きるので、声に出してみたり・音声を書き起こしてみたりしましょう。
金のフレーズ
TOEIC受験生ならば誰もが使っている1冊です。
TOEICに出てくる独特な単語が網羅されています。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
文法について演習量が肝です。
この参考書は解説がわかりやすいです。
大学受験でいう「Next Stage」や「アップグレード」みたいな使い方をしてください。
英語苦手な人向け
おそらく編入試験を目指している方は、一般入試で落ちた人でしょう。
特に英語が苦手な方は編入試験では致命的です。
そもそも英語が苦手な人は自分で勉強する気もしないでしょう。
一般入試と同じ失敗を繰り返したくないならば、他人に勉強を管理して貰うべきです。
予備校や編入サークルは入る価値は低い
確かに合格者に対する予備校出身者の割合は高いですが、予備校に入る価値は低いです。
また編入サークルについてはOBの方が金儲けを目的にやっていますが、必要ないです。
本音を言うと、良い大学に編入して大企業に就職してお金に余裕にあるはずなのに、お金のない大学生を食い物にするのは違うのではないかなと思います。
ましてや勉強法のnoteについてもそんなもの買う金があるのならば、1回でも多くTOEIC受験してください。
授業の質が低い
ぶっちゃけて言うと、市販本で自学自習した方が効率が良いです。
わざわざ専門科目の為に授業を聞くのは効率が悪いです。
また、編入予備校の講師は良い人は良いみたいですが、講師によって当たり外れが多いということも良く聞きます。
仲間のレベルが低い
同じ目標を持った仲間と一緒に勉強したいからという理由で予備校に通いたい方もいらっしゃるでしょう。
ですが、大学受験の予備校の時と違って編入予備校は全体のモチベーションは低いことが多いようです。
もう大学に通っている以上ある程度人生は確約されているので、お金だけ払って来なくなる人も一定数いるようです。
もちろん難関大に合格するもの凄い人もいます。
ただわざわざ高い学費を払ってまで通う必要があるかというと微妙です。
テキストは市販本を元に作られている
よく予備校のテキストが欲しいから、予備校に通うという意見も見かけます。
編入試験の問題は主に授業で使っている教科書から出題されています。
教科書は市販されている書籍です。
もちろん予備校のテキストも市販本を参考に作られていると考えられます。
じゃあ、最初から市販本を買って読めばいいのではないかという話ですよ。
結局英語重視なのにサポートできていない
予備校は基本的に専門科目中心です。
何度もいいますが、専門科目は差が付きません。
専門科目はできて当たり前だし、一番差が付くのは英語です。
ですが、編入予備校では英語にあまり力を入れていません。
あまり英語に力を入れていないので、元々英語力のある人がさらっと受かっているイメージです。
だから、もしお金に余裕があるのだったらTOEICやTOEFLを専門に扱っている塾に通いましょう。
強いて言えば過去問しか価値がない
予備校の唯一の価値は過去問が手に入ることだけです。
予備校は有名大学から無名大学までかなりの数の過去問を保持しています。
ただ問題だけで解答は作っていません。
基本的には予備校は過去問しか価値がありません。
東北大は過去問については過去2年分は生協で郵送対応しています。
併願におすすめは?
神戸大学(経済学部・経営学部)
神戸大学の経済学部と経営学部は試験日が同じ為どちらかしか受けられません。
どちらもTOEICです。
問題と合格の難易度自体は神戸大学の方が高めです。
経済学部は数学(必須)+経済学なので相性は非常に良いです。

経営学部は経営学など多くの科目から選択できます。

名古屋大学
名古屋大学も東北大学の経済学部を併願している方は非常に多いです。
TOEIC+経済学と経営学の総合問題ですが、総合問題はかなり簡単です。
ほぼ実質TOEICで合格が決まり、TOEIC800はないと非常に厳しいです。

横浜国立大学
横国も併願多いです。
TOEIC+経済学です。
TOEICは620点さえ超えればよく、足切りに使われるだけです。
経済学については難易度は低く、スピード勝負です。

大阪大学
英語が筆記からTOEICに変更になりました。
専門科目も経済学検定になってかなり負担が軽くなりました。
1次合格者は面接もあり、面接は圧迫とよく聞きます。
ただその分倍率は低いので意外と穴場です。

京都大学
TOEFL+経済学です。
TOEFL75以上取れば可能性はあります。

滋賀大学
在籍校が関関同立やMARCH以下だったら併願すればいいでしょう。
TOEIC+面接のみですが、TOEICが600後半あれば十分勝ち目があります。

まとめ
最近は合格者を露骨に減らしているので、おすすめはしないです。
専門科目で満点取らなかったら落ちると思っていいでしょう。
過去問については過去2年分は生協で郵送対応しています。
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コード入力を忘れないようにしましょう。
入って損はないので、まだ入ってない方は入っておきましょう。

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