横浜国立大学経済学部3年次編入試験の対策についてです。
目次
日程
11月末です。若干遅いです。
入試科目
- TOEIC
- 経済学
※厳密には経済学は選択科目です
出願要件620点取れば十分です。
TOEICは足切りのみに使われるようです。
実際足切りギリギリでも合格者出ているようです。
実質経済学の点数のみで勝負が決まります。英語が苦手な人でもチャンスはあります。
追記:
令和2年からTOEICの要件が500点から620点に変更になりました。
おそらく今後も足切りに使われるのみでしょう。
経済学は?
とにかくスピード勝負です。時間を意識しましょう。
よく「簡単だったが時間が足りなかった」という声を聞きます。
速く正確に計算ができるようになりましょう。
難易度はそこまで難しくないです。
芦屋ミクロまでやれば十分おつりがでます。
記述も出ますが、特別な対策が必要な程ではありません。
ちなみに、過去問は近年は回収されているようなので過去問はどこにもありません。
予備校にもありません。
なので神戸大や東北大など併願で受けるならば特別な対策は特に必要ありません。
まずはらくらく経済学
基本的にはらくらくシリーズをやれば戦えます。
ただしらくらくだけでは対応できない年度もあります。
ただらくらくはサイズが大きくて持ち運びには不利です。
持ち運びが多い人は単行本サイズの石川先生の「試験攻略入門塾速習!」もおすすめです。
ただどちらにせよ、らくらくの計算編は、落としてはいけない計算問題がまとめられているのでやりましょう。
芦屋ミクロ
芦屋のミクロ経済学もやりましょう。
ただし※問題は難しいので飛ばしてもいいでしょう。
神取ミクロ
横国経済学部のミクロ経済学の授業で使われている教科書です。
難易度は芦谷ミクロと武隈(奥野)ミクロの間くらいです。
たまに難化することもあるので、余裕があればやっておくといいでしょう。
NEW:例題から学ぶマクロ経済学の理論
正直マクロはこれだけでいいです。
マクロ経済学の問題集についてはあまり良い参考書がなかったのですが、やっと推せる参考書がリリースされました。
どこのサイトでも紹介されていませんが、素晴らしい問題集です。
二神マクロは解答がないので使いにくいですが、こちらはしっかり解答があります。
本自体はページ数少なくて薄いですが、マクロ経済学の計算問題が網羅されています。
ソローモデルやlogを微分させる問題は意外と出題されるので抑えておきましょう。
マクロ経済学についてはこの本だけで十分です。
新装版 大学院へのマクロ経済学講義
余裕があればやってもいいかなって感じです。
大学院入試の過去問集ですが、意外と簡単です。
問題数少ないのでさらっと回せるはずです。
前半は数学なので後半のマクロ経済学の部分だけ解くといいでしょう。
TOEICは短期集中で
編入試験の不合格の原因の9割はTOEICが原因です。
何回でもTOEICの受験ができるので後回しにしがちです。
気がついたら受験が終わっていて、就活が始まっています。
TOEICはダラダラ勉強するのではなく、短期集中で勉強すべしです。
ダラダラ勉強している方は途中で編入自体を諦める方が多いです。
早い時期に高得点を取れば、専門科目の勉強に全振りできます。
スコアは他の大学でも使い回せます。
ちなみに、ですがTOEICが使える大学は以下の通りです。
参考までに合格の目安の点数も示しておきます。
- 東北大学(700点)
- 名古屋大学(800点)
- 神戸大学経営学部、経済学部(750点)
- 横浜国立大学(620点)
- 埼玉大学(700点)
- 和歌山大学(600点)
- 愛媛大学(600点)
- 静岡大学(650点)
- 滋賀大学(650点)
- 長崎大学(600点)
こんなにTOEIC大事なのに編入予備校はあまりTOEICに力を入れていません。
まずは公式問題集をやり込む
公式問題集以上に質が高い問題集や参考書は存在しません。
公式問題集は本番と全く同じ形式であり、作問者も同じです。
特にリスニングは本番とナレーターが同じなので徹底的に何回も聞きましょう。
聞いてるだけでは飽きるので、声に出してみたり・音声を書き起こしてみたりしましょう。
金のフレーズ
TOEIC受験生ならば誰もが使っている1冊です。
TOEICに出てくる独特な単語が網羅されています。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
文法について演習量が肝です。
この参考書は解説がわかりやすいです。
大学受験でいう「Next Stage」や「アップグレード」みたいな使い方をしてください。
英語苦手な人向け
おそらく編入試験を目指している方は、一般入試で落ちた人でしょう。
特に英語が苦手な方は編入試験では致命的です。
そもそも英語が苦手な人は自分で勉強する気もしないでしょう。
一般入試と同じ失敗を繰り返したくないならば、他人に勉強を管理して貰うべきです。
そこで、オススメです。
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毎週の週課題が担当コーチからチャットで送られます。
3か月または6ヶ月短期集中で結果を残します。
250点アップはじめ、続々とスコアアップ報告が届いていると話題です。
またチャットや音声面談で相談ができるので、モチベーションの維持に最適です。
初期の学習方針調整や中間地点の30分面談、週1回の10分面談で時間をかけての相談も可能です。
日々の学習状況を毎日担当コーチにチャットで報告し、アドバイスをもらえます。
予備校や編入サークルは入る価値は低い
確かに合格者に対する予備校出身者の割合は高いですが、予備校に入る価値は低いです。
また編入サークルについてはOBの方が金儲けを目的にやっていますが、必要ないです。
本音を言うと、良い大学に編入して大企業に就職してお金に余裕にあるはずなのに、お金のない大学生を食い物にするのは違うのではないかなと思います。
ましてや勉強法のnoteについてもそんなもの買う金があるのならば、1回でも多くTOEIC受験してください。
授業の質が低い
ぶっちゃけて言うと、市販本で自学自習した方が効率が良いです。
わざわざ専門科目の為に授業を聞くのは効率が悪いです。
また、編入予備校の講師は良い人は良いみたいですが、講師によって当たり外れが多いということも良く聞きます。
仲間のレベルが低い
同じ目標を持った仲間と一緒に勉強したいからという理由で予備校に通いたい方もいらっしゃるでしょう。
ですが、大学受験の予備校の時と違って編入予備校は全体のモチベーションは低いことが多いようです。
もう大学に通っている以上ある程度人生は確約されているので、お金だけ払って来なくなる人も一定数いるようです。
もちろん難関大に合格するもの凄い人もいます。
ただわざわざ高い学費を払ってまで通う必要があるかというと微妙です。
テキストは市販本を元に作られている
よく予備校のテキストが欲しいから、予備校に通うという意見も見かけます。
編入試験の問題は主に授業で使っている教科書から出題されています。
教科書は市販されている書籍です。
もちろん予備校のテキストも市販本を参考に作られていると考えられます。
じゃあ、最初から市販本を買って読めばいいのではないかという話ですよ。
結局英語重視なのにサポートできていない
予備校は基本的に専門科目中心です。
何度もいいますが、専門科目は差が付きません。
専門科目はできて当たり前だし、一番差が付くのは英語です。
ですが、編入予備校では英語にあまり力を入れていません。
あまり英語に力を入れていないので、元々英語力のある人がさらっと受かっているイメージです。
だから、もしお金に余裕があるのだったらTOEICやTOEFLを専門に扱っている塾に通いましょう。
強いて言えば過去問しか価値がない
予備校の唯一の価値は過去問が手に入ることだけです。
予備校は有名大学から無名大学までかなりの数の過去問を保持しています。
ただ問題だけで解答は作っていません。
基本的には予備校は過去問しか価値がありません。
追記:中央ゼミナール新規募集停止
併願におすすめ
ぶっちゃけた話ですが、神戸大や名古屋大や東北大に受かって横国を蹴る人は多いです。
神戸大学(経済学部・経営学部)
神戸大学の経済学部と経営学部は試験日が同じ為どちらかしか受けられません。
どちらもTOEICです。
経営学部の方が数学が必須ではないので併願しやすいでしょう。
経済学部は数学(必須)+経済学です。
経営学部は経営学など多くの科目から選択できます。
東北大学
最近露骨に合格者数を減らしているのでおすすめはしません。
受験科目はTOEIC+数学+経済学or経営学なので神戸大学と全く一緒です。
かなり併願には相性がいいです。
横国の足切り620点を超えていたら十分可能性あります。
名古屋大学
名古屋大学も神戸大学の経済学部を併願している方は非常に多いです。
TOEIC+経済学と経営学の総合問題ですが、総合問題はかなり簡単です。
ほぼ実質TOEICで合格が決まり、TOEIC800はないと非常に厳しいです。
大阪大学
英語が筆記からTOEICに変更になりました。
専門科目も経済学検定になってかなり負担が軽くなりました。
1次合格者は面接もあり、面接は圧迫とよく聞きます。
ただその分倍率は低いので意外と穴場です。
京都大学
TOEFL+経済学です。
TOEFL75以上取れば可能性はあります。
滋賀大学
在籍校が関関同立やMARCH以下だったら併願すればいいでしょう。
TOEIC+面接のみですが、TOEICが600後半あれば十分勝ち目があります。
まとめ
志望理由書の提出や面接がないので受験しやすいですね。
TOEIC620さえ突破すればいいので、英語が苦手でもチャンスはあります。
ただ合格者数は少ないので狭き門です。
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