今回は浪人生がZ会を使うのはどうなのかを検討します。
正直Z会は現役生よりも浪人生にオススメです。
通信講座なので大手の予備校に通うよりも安いです。
しかしZ会を利用するに当たって、いくつかの条件があります。
またZ会の講座の詳細については資料請求にてご覧ください。
目次
Z会はどんな講座があるの?
本科と専科と特講があります。
特講は内容的にあまりオススメできないので、本科と専科のみ解説します。
本科と専科の違い
方向性
目的 | |
本科 | 1年かけてじっくりやる。網羅性。 |
専科 | 特定の分野・科目を強化。 |
添削回数
回数 | |
本科 | 2回 |
専科 | 1回(無しの講座もあり) |
本科
志望別に個別試験対策をします。
添削は月2回あります。
本科は以下のコースがあります。
- 東大コース
- 京大コース
- 医学科コース
- 難関国立コース
- 早慶コース
- 難関私大コース
- 標準国私大コース
ただし東大コースの「英語」、「理系数学」といったように1科目ずつ料金が掛かります。
詳しいコースやコースの内容は資料請求にてじっくりご覧ください。
専科
特定の分野や大学に絞ってやります。
添削は月1回あります。(一部添削なしの講座あり)
たくさん講座があるので、オススメの講座のみ紹介します。
<東大即応演習、京大即応演習>
即応演習は英国数3科目セットなのでお得です。
※数学と国語は、ご登録いただいた志望系に応じて文系・理系に分かれます。
※「京大即応演習」と「東大即応演習」は同時に受講できません。
<文系小論文、医療系英作文、英作文基礎、英作文応用>
小論文と英作文は独学では、学習が難しいです。
第三者に客観的に添削してもらわないと向上しません。
予備校の先生や高校の先生にお願いできない人はぜひ利用しましょう。
他にも有機化学のみに特化した講座などたくさん講座があります。
他講座や、講座の内容は資料請求にて確認してください。
Z会のメリット
ここでZ会のメリットをご紹介します。
問題の数が絞られている
応用力を養う考えさせる質の高い問題が絞られています。
少ない問題数で高い効果を発揮できます。
添削がある
英作文や小論文はもちろんですが、答案作成力の向上は独学では不可能です。
第三者の添削があってやっと向上します。
また、毎月添削を提出することにより、勉強へのモチベーション維持に繋がります。
Z会のデメリット
メリットばかりではなく、もちろんデメリットもあります
問題が難しい
これが最大のデメリットです。
Z会は問題が絞られている分難易度が高めに設定されています。
基礎がある程度出来ていることが前提になります。
例えば本科の難関国公立大学コースや難関私大コースでは、最低限この程度やっていることが基準の参考書の例をご紹介します。
英語
英語であれば、シス単やターゲットなどで単語を覚えて、
英文法もネクステ程度をやっていて、共通テストの文法問題はほぼ間違えなくて、
英文解釈も基礎英文解釈の技術100程度の解釈ができて、
やっておきたい英語長文300程度がすらすら読めることが前提となります
最低限は共通テスト8割、理想は9割欲しいです。
数学
数学であれば、基礎問題精講の解法程度が頭に入っていることが前提となります。
チャートで言えば黄チャートレベルです。
また、京大コースや東大コース、医学部医学科コースは前年度最低合格点から-30点以内の人以外は役に立たないでしょう。
添削が遅い
Z会に答案到着後、約9日後に郵便で返送されます。
※Z会MyPageでは、上記日程よりも1日早く添削指導された答案を確認できます。
当然、自宅からZ会に送るのに数日掛かるし、Z会が返送するのに数日掛かります。
送ってから、返送されるのは2週間が目安です。
ちなみにZ会の添削の提出先は静岡県の沼津です。
iPadスタイルが使えない
iPadから提出して受け取るiPadスタイルが大学受験コースでは使えません。
紙の大きさの制限で使えないようです。
2019年までは専科のみ使えていました。
だから他のサイトや知恵袋等を見れば、「大学受験コースでもiPadスタイルが使える」と書いている場合もあります。
2020年以降は一切大学受験コースではiPadスタイルが使えなくなりました。
Z会
の料金は?
入会金はありません。
お得な割引
12カ月払いにすると講座料金が15%安くなります。
6カ月一括払いは5%OFFになります。
また途中で退会した場合は、受けてない月の分は返金されるので安心です。
本科
1講座1カ月あたり 5,082円〜
※標準国公私大コースは、1カ月あたり4,530円(12カ月一括払いの場合)
本科を3講座以上ご受講いただくと、1カ月あたり[-500円]のセット割引があります。
専科
講座によって料金が違います。
主な講座を、12か月払いの場合でご紹介します。
東大即応演習・京大即応演習 | 5082円/1か月 |
文系小論文 | 5082円/1か月 |
分野別攻略コース 英作文応用 | 2533円/1か月 |
分野別攻略コース 有機化学 総合演習 | 2831円/1か月 |
料金の詳細は資料請求にてご覧ください。
進研ゼミと料金比較
進研ゼミはZ会と同様に入会金が掛かりません。
科目数が多ければ多いほど安くなるシステムです。
料金については以下のようになっています。
科目数 | 月々の料金 | 1科目辺りの料金 | 1教科少ない時の1教科辺りの割引額 |
1科目 | 6,228円 | 6228円 | |
2科目 | 8,223円 | 4111.5円 | 2116.5円 |
3科目 | 9,963円 | 3321円 | 790.5円 |
4科目 | 11,325円 | 2831.25円 | 489.75円 |
5科目 | 12,687円 | 2537.4円 | 293.85円 |
6科目 | 14,049円 | 2341.5円 | 195.9円 |
ぶっちゃけて言うと、2科目以上受講するならば、進研ゼミの方が安いです。
どちらにせよ、資料請求は無料なのでZ会と合わせて比較するのがおすすめです。
また進研ゼミの詳細についてはこちらの記事でまとめています。

小論文について
小論文の講座については慶應やSFC志望でなければ、進研ゼミの「小論文特講」の方がおすすめです。
小論文の講座の比較についてはこちらの記事でまとめています。

他社との比較
大手の予備校
河合塾・駿台・代ゼミあたりでしょうか。
自宅から予備校に通っても、本科生だと100万円は余裕で掛かります。
単科だけ取るという手法もありますが、基本自習室は単科の授業を取っている日しか使えない校舎が多いです。
大体相場は1年間で1単科7万円~12万円+入学金が相場です。
進研ゼミ
進研ゼミの方が量は多いですが、導入は丁寧です。
基礎力に自信がない方は丁寧で親切な進研ゼミの方がおすすめです。
また進研ゼミの方が料金は安いです。
進研ゼミについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

スタディサプリ
動画講義中心です。
月2178円と非常に安いですが、添削が付いていません。
基本はスタディサプリで学習して、添削が必要な科目だけZ会を使うという方法もあります。
こんな人にZ会がおすすめ
昨年ギリギリで落ちた人
Z会は難易度が高いです。
ギリギリで落ちたあなたならば、Z会のテキストでより実力を研ぎ澄ますことに期待できます。
答案作成能力を養い、実力を上げましょう。
時間のない仮面浪人
仮面浪人の人は大学の授業に出なければならないので時間がありません
Z会のテキストは問題の数を絞っているので効率よく学習できます。
宅浪のモチベーション維持に
宅浪は誰にも命令されないので、スケジュールやモチベーションが崩れがちです。
添削を提出することによってモチベーション維持できます。
予備校と並行して
予備校の単科と並行してZ会の講座で添削をやることもおすすめです。
最後に
お申し込みした方が絶対やってはいけないことは、教材をやらないことです。
お金がもったいないし、合格できません。
お申し込みをしたからには、必ず最後までやり遂げましょう。
詳細は資料請求にてご確認してください。
いずれにせよ、資料請求は無料なのでご自身で比較してみるといいでしょう。
コメント