公務員試験の教養試験対策でスタディサプリを使おうと考えている人がいらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、スタディサプリで公務員対策は使えません。
理由について解説します。
目次
高卒公務員の講座は「スタディサプリ」にある
実はあまり知られていませんが、スタディサプリの高校講座で初級公務員の講座はあります。
ただ講座数は少ないです。
この高卒の公務員講座は悪くはないですが、授業は少ないです。
しかも昔やっていた資格サプリ時代の映像で更新もされていないので、10年くらい前の映像です。
高卒公務員でも正直イマイチです。
高卒公務員でも他の通信講座を選んだ方が良いでしょう。
ですが、おそらくこの記事を見ている方は大卒公務員試験を受ける方でしょう。
この講座は大卒公務員の地方上級や国家一般職などに対応した講座ではありません。
ここから下は大卒公務員についてのお話をします。
もちろん大卒公務員と高卒公務員は全然範囲が違うので、スタディサプリでは全然足りないです。
公務員試験はよく出る所だけを勉強する試験
公務員試験はめちゃくちゃ範囲が広い
日本史、世界史、地理、物理、化学、生物、地学、数学、古文などセンター試験で利用するほぼ全部の科目が公務員試験の範囲です。
この中から1問あるいは2問ぐらいでます。
ぶっちゃけ、大学受験の時に勉強していない科目や、出にくい科目は捨てている方が多いです。
だから、出ない所を勉強するのは無駄でしかありません。
スタディサプリの講義はあくまでも大学受験の講義であり、公務員試験の傾向に沿っていないので、無駄が多いです。
公務員試験は出やすい所が決まっている
公務員試験は出やすい所に傾向があります。
よく言われているのは、「日本史」では江戸以降が出やすいと言われています。
「世界史」でも第一次世界大戦前後、第二次世界大戦前後が出やすいと言われています。
もちろん全部勉強しておくことがベストですが、範囲が広すぎて時間がないので頻出の箇所を確実に抑える試験なのです。
公務員試験は過去問と同じ問題がでやすい
大学受験でも過去問と同じ問題が繰り返し出題されると言われていますが、公務員試験はほぼ過去問と同じ問題です。
ただ、国家公務員の試験では過去問が公開されていますが、市役所など地方公務員の試験では一部しか過去問は公開されていません。
ですが、一部の過去問と国家公務員試験の過去問で地方公務員の試験も対策可能です。
市販の参考書は十分充実している
市販の参考書は過去問の良問を集めて解説したものです。
公務員試験対策においては参考書は充実しています。
解説はわかりやすいですし、問題の絞り方も非常に上手いです。
有名どころだと、スーパー過去問ゼミなど参考書は充実しています。
何よりも数的処理の対策が大事
暗記科目については出やすい問題を暗記すればどうにかなります。
問題は数的処理です。
公務員試験で一番合格を左右するのは数的処理です。
数的処理は「数的推理」と「判断推理」の分野があります。
特に「数的推理」は苦手にしている方がめちゃくちゃ多いです。
公務員試験では出題数が多く外したら落ちます。
ですが、ぶっちゃけて言うと中学の数学レベルです。でも苦手な人が多いです。
「判断推理」はパズルみたいな感じなので、慣れれば解けますが、苦手な人はとことん苦手です。
おすすめな市販の参考書
市販の参考書でも十分充実しています。
解法の玉手箱
問題を絞っている上に、解説が本当に数学が苦手な人向けに解説しています。
ザ・ベストプラス
名著中の名著です。
解説ももちろん丁寧ですが、どちらかと言えば網羅性重視です。
公務員試験おすすめ講座ランキング
1位:クレアール
大手に入る余裕がない人向け
質もサポートもそこそこ
2位:LEC
無難な選択。
公務員試験の通信講座の比較の詳細はこちらの記事で行っています。
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