今回はクレアールの公務員講座についてです。
多くのサイトでは大絶賛されていますが、癖が強いので人を選ぶでしょう。
また当サイトは公務員試験の通信講座について徹底的に比較しております。

目次
クレアールの公務員講座の特徴
まずは最初簡単に特徴を解説します。
テキストが薄い
クレアールのテキストはとにかく薄いです。市販の参考書よりかなり薄いです。
過去問を分析して頻出分野だけに絞っているので、テキストが薄いです。
出にくい分野は切っているので、テキストが薄いわけです。
これを「非常識合格法」とクレアールでは呼んでいます。
少ない勉強量で効率よく合格を目指せるように設計されています。
コースが細分化されている
例えば地方上級のコースでも3つに細分化されています。
- 地方上級(全国型)コース
- 地方上級(関東型)コース
- 地方上級(中部北陸型)コース
同じ地方上級でも、若干傾向が異なります。
例えば、関東型では「経済科目の出題数が多い」とか中部北陸型では「独自に社会学が出題され、経営学が出題されない」とか傾向を寄せています。
これはとにかく勉強の量を減らそうとするクレアールの方針が現れています。
ざざっと並べると行政系だけでこんなにコースがあります。
それぞれの志望の傾向に応じたコースで最短で効率よく合格が目指せます。
- 行政系公務員併願総合コース
- 地方上級(全国型)コース
- 地方上級(関東型)コース
- 地方上級(中部北陸型)コース
- 特別区Ⅰ類コース
- 東京都Ⅰ類B(行政・一般方式)コース
- 東京都Ⅰ類B(行政・新方式)コース
- 国家一般職(大卒程度)コース
- 国税専門官・財務専門官コース
- 裁判所一般職(事務官)コース
- 地方上級・市役所教養コース
- 地方上級(民間併願型)コース
- 市役所教養(民間併願型)コース
技術系や心理系や福祉系の講座も充実
マイナーな技術系や心理系や福祉系の講座も受講できます。
多くの通信講座では大手以外ほとんど行政系しかやっていないので貴重です。
ざっざと一覧まとめるとこんな感じです。
心理・福祉系コース
- 心理系公務員パーフェクトコース
- 心理系公務員スタンダードコース
- 家裁調査官・矯正心理コース
- 法務省専門職(法務教官・保護観察官)コース
- 福祉系公務員コース
技術系公務員コース
「土木」「建築」「機械」「電気・電子・情報」の受験区分に対応しています。
申し込みの際に4つの中から選びます。
技術系公務員コースでは「工学の基礎(数学・物理)」「専門科目特講(土木・建築・機械・電気電子情報)」の専門対策を行います。
過去問題集が解説講義付き
大体過去問集は大手の通信講座でも付きますが、適当に分厚い問題集と答え渡すだけと手抜きな印象です。
クレアールの過去問題集(過去問フォーカスシリーズ)には、WEBでの解説講義がついています。
わかりやすい、助かると評判が高いです。
問題横にあるQRコードを読み込むだけでスマホから閲覧できます。
論文の添削・模擬面接・質問が無制限
どっちかというと、クレアールは1次試験よりも2次試験以降に力を入れています。
1次試験は必要最低限だけやって突破して、2次試験以降で差を付けるという作戦です。
「論文」は、講義の中で出された課題については、無制限で添削してくれます。
「模擬面接」は水道橋のクレアール校舎に来校可能な場合は、プロ講師による模擬面接が無制限です。
首都圏以外の方でも、面接カードを見ながらの電話で模擬面接を実施しています。
もちろん、面接シートの添削も無制限です。
また質問の回数も無制限でできます。
他の通信講座では面接の対策は無かったりかなり手抜きですが、クレアールはかなりサポートが厚いです。
オプション安心保証
申し込みの時に3万円支払えば、受講期限を1年間延長できるサービスです。
もちろん公務員試験に合格すれば、3万円は返ってきます。
ただ個人的には微妙かなと思います。
民間企業の内定や受験断念などの理由による保証料は返金されません。
例えば、公務員試験落ちて民間に就職した場合はそもそも公務員試験を翌年勉強しないでしょうし。
クレアールの公務員講座のデメリット
絞り過ぎ
本当に最低限しかやらないので、「足りなかった」「本番解けなかった」って口コミが目立ちます。
頻出分野しか学習しないので難化したら対応できなくなります。
また過去問集も演習量が少ないので結局スーパー過去問ゼミなど市販の参考書が必要になるとも言われています。
あまりにギリギリで突破すると、1次試験終わってから落ちてるかもしれない手ごたえのない状態で、面接の対策をすることになるので不安になります。
一部わかりにくい講義がある
どの講義がっていうのはわかりませんが、一部わかりにくい講義があるという口コミがあります。
「数的処理に関しては良かったが、その他の授業についてはテキストを音読しているだけ」という口コミもありました。
確かにクレアールに限った話だけではなく、他のスタディングなど通信講座でもテキストを読んでいるだけという講義はあります。
ただ評判を見る限り主要科目の数的、経済系、法律系は評判いいです。
おそらく人文科学とか自然科学とか教養の暗記系科目が雑なのでしょう。
テキストに誤字脱字が多い
最近は図とか表の見せ方にこだわったオールカラーのテキストが主流ですが、クレアールは白黒です。
「誤字脱字が目立った」という口コミがちらほらありました。
しかも改訂して直す気もあまり見られません。
集団討論の対策ができない
集団討論は通信講座だから仕方がありません。
集団討論はグループディスカッションとも言われます。
最近は公務員試験でも集団討論を実施している自治体が非常に多いです。
ですが、クレアールでは集団討論の練習ができません。
グループディスカッションは練習しておかないとコツがつかめません。苦手な人も多いです。
クレアール以外で補うしかありません。
対策としては、大学で練習させてもらうか、思い切って民間の就活で体験するのもありでしょう。
どういう人にクレアールはおすすめ?
時間がない人向け
クレアールは頻出分野のみに絞ってあるので、最短でギリギリ突破を狙うとにかく時間がない人向けです。
公務員試験の勉強を3年の秋以降から始めた大学生、働きながら公務員試験を受ける社会人向けです。
時間に余裕がある方は他の方法でしっかりガチガチに固めた方がいいでしょう。
また一応クレアールには2年掛けて固める講座もあります。
詳しくは資料請求にてご確認ください。
心理系・福祉系志望
クレアールは心理系はかなり強いと有名です。
心理学の高橋美保先生は心理系公務員で有名な先生で、評判高いです。
「試験に出る心理学」など数少ない心理系公務員の参考書を出版されています。
またクレアールに資料請求で無料で付いてくる心理系公務員ガイダンスDVDがかなり好評です。
資料請求でDVDが付いてくるのは心理系だけです。
なかなか心理系公務員の情報は手に入らないので非常に貴重です。
詳しくは資料請求にてご確認ください。
技術系志望
技術系では通信講座がほぼないのでクレアールはかなり貴重です。
LECやTACなど大手の予備校では技術系の講座が開講されていますが、通えない方は資料請求をしてクレアールを検討してみるといいでしょう。
詳しくは資料請求にてご確認ください。
公務員試験おすすめ講座ランキング
1位:アガルート
独学と併用におすすめ!!講座の質が高い
特に数的の講座はおすすめ
2位:TAC・LEC
無難な選択。
3位:クレアール
安いが人を選ぶ。癖が強いので注意!!
比較の詳細はこちらで行っています。

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