中央ゼミナールが2024年度から新規募集停止することが発表されました。
2024年3月まではやるようです。
中央ゼミナールの発表を元に理由と今後について予想します。
目次
終了の理由
中央ゼミナールでは終了の理由を以下のように発表されています。
顕著な少子化が進行する中で、コロナ禍の影響もあり、当校へ入学する学生・生徒数は減少 の一途をたどり、今後継続した学校運営は困難であると判断いたしました。苦渋の決断では ありますが、この度募集を見合わせることを決定した次第でございます。
とりあえず、入学者が減ったということがわかりました。
コロナのせいにしていますが、なんとなく違うと思います。
編入試験の志願者は毎年増えているので、コロナは関係ないでしょう。
編入の情報が広まってしまい、予備校に通う価値がなくなったっていうのが実情でしょう。
以前編入試験は情報が少なく予備校に通わないと情報が得られませんでした。
編入に関しては最近は当サイトを始めとして、他のブログでも情報が転がっています。
特に過去問に関しては予備校に通わないと手に入らない状況でしたが、最近はネットに転がっています。
そうなってくると授業ですが、授業に関しては正直あんまり受ける価値はないのかなと思います。
特に最近はTOEIC重視なので編入予備校では専門科目の対策ばかりでフォローしきれていない印象を抱きました。
あとは編入試験自体受ける人は限られているのに、最近は個人でオンラインサロン的なものを始めた方が増えたのも、学費が高い中央ゼミナールにわざわざ通う意味がなくなったのでしょう。
中央ゼミナール閉鎖の影響
テキスト
授業で使っていたテキストが手に入らなくなります。
予備校のテキストはぶっちゃけ大学で使われている教科書をベースに作っているので、教科書で勉強すれば良いです。
もちろん編入試験の本番の試験も教科書から出題されます。
過去問
中央ゼミナールでは過去何十年間の過去問を保持していましたが、手に入らなくなります。
正直中央ゼミナールで一番価値がありました。
今ネットにある分はおそらく消えることはないと思いますが、新規では集まらなくなるかもしれません。
最新の過去問の数年間は大体大学のホームページか郵送で手に入るので、それで対策するしかないです。
あと、過去問の目的に英語の筆記試験の傾向を知るという目的がありました。
しかしこれに関してはほとんどの大学が現在TOEICになりました。
京大もTOEFLです。
面接の情報
中央ゼミナールは面接の情報も持っていました。
編入の面接に関しては一部の大学以外は圧迫という話はあまり聞いたことないです。
経済系で圧迫だと聞くのは、阪大と埼玉です。九大も噂はありましたが募集停止しました。
それ以外の大学は基本教授とおしゃべりするだけだし、気にしなくて良いしていうかほとんど筆記試験ていうかTOEICで点数決まります。
書籍
中央ゼミナールでは毎年志願者と合格者数が書いた書籍が出版されていました。
ただ2023年度は無駄にA4にして値上げしたりと迷走している印象を受けました。
おそらくこれが最後の出版で絶版になるでしょう。
この辺の数学の書籍に関しては中央ゼミナール関係ないので大丈夫です。
どうしても通いたい方はECC編入学院
中央ゼミナールと争っていた関西が拠点のECC編入学院は今後も開講されます。
新宿、名古屋、京都、大阪、神戸に校舎があります。
どうしても過去問等情報が欲しくて予備校に通い方はECC編入学院を選べばいいでしょう。
ぶっちゃけ独学でいい
専門科目は差がつかない
予備校では専門科目を中心に授業が行われています。
ぶっちゃけて言いますが、専門科目は差がつきません。
みんなその専門科目が好きだから志望しているし、試験当日問題簡単だったらみんなできるし、難しかったらみんなできないので結果的に差がつきません。
そうなってくると差がつくのは英語になります。
ほぼTOEICの点数で合格決まる
多くの大学では英語の試験をTOEICにしています。
元々筆記試験だった大学もかなりTOEICに変えて来ています。
※京大は筆記からTOEFLに変えました。
まあ単純に大学側が英語の問題作問したり採点する手間を省けますからね。
TOEICはお金は掛かりますが何回も受験できます。対策も教材等充実しています。
しかも1回TOEICで良い点数取ると、もう英語の対策しなくていい上に、TOEICが使える大学であればスコアを使い回せるので非常に楽です。
また、TOEICの点数が高ければほぼどこかしらの大学に合格できます。
ぶっちゃけ専門科目や面接はほとんど差が付きません。
まあ専門科目はみんな好きな科目なので差が付きません。
面接は落とすための試験ではないので差が付きません。
ですので、編入を志望したらまず優先してTOEICをやってください。
TOEICの合格の目安は700点ですが、できれば、800点や900点狙ってください。
点数は高ければ高いほどいいです。
600点以下の場合はほぼ不合格とお考えください。
※足切りに使われるのみの横国経済は除きます。
ちなみに、ですが経済系だとTOEICが使える大学は以下の通りです。
参考までに合格の目安点数も示しておきます。
- 大阪大学(800点)
- 東北大学(700点)
- 名古屋大学(800点)
- 大阪大学(750点)
- 神戸大学経営学部、経済学部(750点)
- 横浜国立大学(620点)
- 埼玉大学(700点)
- 和歌山大学(600点)
- 愛媛大学(600点)
- 静岡大学(650点)
- 滋賀大学(650点)
- 長崎大学(600点)
TOEICでの受験に絞ってもこれらの大学を併願できます。
恐らく今後も筆記試験からTOEICに変わる大学も増えるでしょう。
ちなみに、理系でも筑波や広島、金沢等ほとんどTOEICです。
TOEICは短期集中で
編入試験の不合格の原因の9割はTOEICが原因です。
何回でもTOEICの受験ができるので後回しにしがちです。
気がついたら受験が終わっていて、就活が始まっています。
TOEICはダラダラ勉強するのではなく、短期集中で勉強すべしです。
合格者の多くは短期集中で700点~900点を獲得しています。
ダラダラ勉強している方は途中で編入自体を諦める方が多いです。
早い時期に高得点を取れば、専門科目の勉強に全振りできます。
こんなにTOEIC大事なのに編入予備校はあまりTOEICに力を入れていません。
まずは公式問題集をやり込む
公式問題集以上に質が高い問題集や参考書は存在しません。
公式問題集は本番と全く同じ形式であり、作問者も同じです。
特にリスニングは本番とナレーターが同じなので徹底的に何回も聞きましょう。
聞いてるだけでは飽きるので、声に出してみたり・音声を書き起こしてみたりしましょう。
金のフレーズ
TOEIC受験生ならば誰もが使っている1冊です。
TOEICに出てくる独特な単語が網羅されています。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
文法について演習量が肝です。
この参考書は解説がわかりやすいです。
大学受験でいう「Next Stage」や「アップグレード」みたいな使い方をしてください。
英語苦手な人向け
おそらく編入試験を目指している方は、一般入試で落ちた人でしょう。
特に英語が苦手な方は編入試験では致命的です。
そもそも英語が苦手な人は自分で勉強する気もしないでしょう。
一般入試と同じ失敗を繰り返したくないならば、他人に勉強を管理して貰うべきです。
そこで、オススメです。
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