今回は技術系公務員のオンライン講座についてリアルに比較しました。
他サイトとは一味違う比較になっています。
また最後に独学についてのコラムも書いてあるので、最後までご覧ください。
こちらは主に大学生が受験する技術系(理系) 向けの記事となっています。
その他向けの記事はこちらです。
・大卒行政職公務員試験 通信講座ランキング
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この記事の対象者
理系で市役所・県庁・国家一般職の技術職を目指したい方
理系で技術系の公務員を目指す人の為の記事となっています。
文系から技術職に就きたい方
あまり聞いたことありませんが、受験資格に学部は指定されていないので、文系でも技術職に合格することは可能です。
専門科目さえできたら問題ないです。ただ普通は大学でやっている科目を新しく勉強しなければなりません。
実際仕事はデスクワークばかりなので、実務でも問題はないです。
ただ面接で「なぜ文系なのに技術職を受験したのか」は聞かれるので回答を用意する必要があります。
技術系公務員とは
受験資格
年齢さえ引っかからなければ、文系でも受験可能です。
試験内容
自治体によって異なりますが、基本的には教養試験(マーク式)と専門試験、小論文、面接(個人面接・グループディスカッション)です。
ぶっちゃけ受かりやすい
行政職の場合は、文系の学生がたくさん受けるのでめちゃくちゃ倍率が高く難易度が高いです。
しかし技術職の場合、基本的に理系の学生しか受けないので倍率が低いです。
結果的に受験者数が少ないので、試験としては難易度が低く受かりやすいです。
1位:クレアール
数少ない技術系の格安通信講座
グループディスカッションを補う必要あり
料金が安い
通信講座に特化しているので、LECやTACと比較したら4割くらい安いです。
ちなみに、LECやTACは通信も通学もほとんど料金変わりません。
安いのでコスパは良いです。
必要最低限の教養試験対策
過去問を分析して頻出分野だけに絞っているので、必要最低限しか勉強しません。
出にくい分野は切っているので、テキストが薄いわけです。
これを「非常識合格法」とクレアールでは呼んでいます。
模擬面接・論文・質問が無制限
クレアールでは、筆記試験は必要最低限だけやって突破して、面接で差を付けるという作戦です。
「論文」は、講義の中で出された課題については、無制限で添削してくれます。
「模擬面接」は水道橋のクレアール校舎に来校可能な場合は、プロ講師による模擬面接が無制限です。
首都圏以外の方でも、面接カードを見ながらの電話で模擬面接を実施しています。
もちろん、面接シートの添削も無制限です。
また質問の回数も無制限でできます。
サービスの詳細は資料請求にてご覧ください。
グループディスカッションの対策を補う必要あり
最近集団討論(グループディスカッション)を実施している自治体が多いです。
理系ではグループディスカッションを苦手にしている方が非常に多くて、筆記で点数取っても落ちる方が多いです。
なので、学内で練習するか、民間を併願して受けて練習すればいいでしょう。
余裕があればスー過去で補った方がいい
そもそも倍率が低い試験なので、クレアールの必要最低限な内容で十分戦えるはずです。
ですが、本当に内容はギリギリなので、余裕があれば専門科目だけでもスー過去など市販の過去問集で補った方がいいです。
おすすめコース
10ヵ月合格 技術系公務員コース
内容としては広く浅く網羅してギリギリ突破を目指す感じです。
卒論で忙しい人に適しているでしょう。
技術系公務員2年合格コース
じっくり3年生からやるコースですが、内容はほとんど10ヵ月合格と変わらないです。
コースの詳細は資料請求にてご覧ください!
2位:LEC・TAC
無難な選択。
どちらも大きな差はないので、TACとLEC両方を選びました。
内容は大手なので安定しており、面接対策もばっちりできます。
通学と料金がほぼ同じ
通信でも通学と料金あまり変わりません。
安いから通信にしたいという人には向きません。
大手なので料金は高めです。
大手だから情報量が多い
両社共に超大手で圧倒的な実績があり、情報量に関してはピカイチです。
特に面接に関してはめちゃくちゃ情報を持っていて、ファイルに大量に保存しています。
校舎に出向けばいくらでもファイルを閲覧できます。
筆記試験から面接・添削まで手厚いサポート
面接や添削のサポートは大手はピカイチです。
格安の通信講座では手抜きされていることが多いので注意です。
最近集団討論(グループディスカッション)を実施している自治体が多いです。
理系ではグループディスカッションを苦手にしている方が非常に多くて、筆記で点数取っても落ちる方が多いです。
LEC・TACではグループディスカッションもばっちり対策できます。
自習室が使える
通信生であっても自習室が使えます。
特に社会人であれば、仕事帰りや休日に自宅以外で勉強する場所があると集中できます。
もし有料自習室を借りるとしても、月1万円程度掛かります。
有料自習室を借りることを考えたら案外高くないかもしれません。
ですが、予備校の自習室はやや使いにくいという口コミもあります。
基本的にはどの校舎も空き教室を使うのでコロコロ移動させられたりとか、自習室の時間が日によって異なるようです。
だから、校舎によっては有料自習室と比較したらかなり使い勝手が悪いです。
詳しくはお近くの校舎へ直接お問い合わせください。
近くに校舎があればあり
自習室が使えたり、面接の指導が無制限にできるのは魅力ですが、近くに校舎がないとあまりメリットがないです。
そうなってくると通信の意味があまりないです。
【裏技】割引制度を利用しよう
多くの比較サイトでは、奨学生の割引を考慮して比較していません。
一応TACもLECも最大30%オフの奨学生があります。
30%オフは出なくても、10%オフや20%オフも実際に出るようです。
簡単な作文書くだけなので是非チャレンジしてみましょう。
割引が高い方を選ぶのもありでしょう。
ランク外
東京アカデミー
技術職のコースはありますが、専門科目は「工学に関する基礎」しか受講できません。
土木、建築、機械、電気・電子・情報などの専門科目は一切扱っていません。
安いので情報収集目的で入るのもありですが、おそらく技術職に関する情報は少ないはずです。
コラム:独学で技術系公務員は合格可能か?
教養試験はまあ行ける
教養試験は文系が受験する行政職と共通問題なのでまあ大丈夫です。(技術職の方がボーダーは低い)
理系であれば、数的処理が極端に苦手な方もあまりいないでしょう。
教養試験は市販の参考書が充実していますが、行政職並みにガチガチに仕上げる必要はないので市販の参考書を全部やるのは重いです。
頻出分野だけ抑えるので十分でしょう。
例えば、日本史は江戸以降、世界史は第一次世界大戦だけ頻出なのでやるとか絞りましょう。
おすすめの参考書はこちらで紹介しています。


専門科目はとりあえず市販の参考書はある
とりあえず、専門科目は少ないですが参考書はあります。
試験本番では、過去問と同じ問題が試験でそのまま出ます。
なので、可能であれば専門科目はいきなり過去問解いても大丈夫です。
大学で専攻した科目であればいきなり過去問解いても解説理解できるでしょう。
問題を暗記するくらいのつもりで勉強しましょう。
論文添削は?
ぶっちゃけた話、通信講座に入らなくても論文添削を受けられます。
雑誌の公務員ジャーナルの論文道場で有料添削をしています。
添削料も1,680円と低価格なので、積極的に利用するといいでしょう。
問題は面接
何度も繰り返しますが、理系の方は面接が苦手な方が多いです。
技術職の試験は比較的簡単なので、ネックとなるのは面接です。
特にグループディスカッションを苦手にしている方が非常に多くて、筆記で点数取っても落ちる方が多いです。
もし大学や研究室の教授が面接対策に協力的であれば、独学でも突破できるでしょう。
あとは本人の性格次第です。
まとめ
1位:クレアール
数少ない技術系の格安通信講座
グループディスカッションを補う必要あり
2位:LEC・TAC
無難な選択。
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