今日は慶應義塾高等部の医学部内部進学について考察してみました。
慶應義塾高等部
慶應の附属高校は1つだけではないためこういう表現にしました。
慶應義塾高等学校
まずは慶應義塾高等学校です。
卒業生696名中684名は推薦枠を使って慶應義塾大学に進学しています。
そのうち医学部に進学しているのは22名です
意外と枠は多いですね
慶應義塾志木高等学校
こちらは卒業生279名に対し医学部進学は8名でした
倍率的にはほぼ変わりません
慶應義塾女子高等学校
こちらは5枠医学部進学できる枠があるそうです。
ただ他大学に進学する方もそこそこいるようです
慶應義塾湘南藤沢高等部
卒業生数233名のうち医学部進学の枠は7枠です
特殊な制度
内部生が医学部のみを志望する場合、
第二希望以下の学部を志望しない場合のみ他大学の医学部を受験できます。
つまり他大学の医学部を受験するには、他の学部の推薦が受けれなくなります
しかも慶應医学部の推薦枠が貰えた場合は蹴ってはいけません。
例え東大理3に合格しても慶應に進学しなければなりません。
だから中にはとりあえず医学部を第一志望にして、第二志望に他の学部を書いて医学部の志推薦枠に漏れたら、
慶應に進み休学や仮面浪人する方もいるようです。
まとめ
思ったより枠はありましたが慶應の医学部に内部進学するのは結構厳しいようです。
高校内でトップレベルの評定を残さなければなりません。
もともと頭がいい人たちの集まりの中で上位を取るのは難しいです。
1年生のころからコツコツ努力しなければなりません。
また評定は音楽や体育といった芸術科目も入ります。
さらに宇宙飛行士の向井千秋さんは慶應女子から慶應医学部の推薦枠に落ちたようです。
一般で慶應医学部を受験して進学しました。
また他大学を受けたら他の学部の推薦枠を受けれなくなるなど制約があります。
他の学部の推薦が受けれなかったらわざわざ慶應高等部に進学した意味がなくなります。
以下のことから医学部狙いで慶應高等部に入学するのはなしでしょう。
次回は本当に医学部の内部進学に特化した高校をご紹介します。
コメント
慶応医学部の内部推薦は簡単でないがさすがに一般入試よりは簡単でしょう。慶応医学部内部推薦は日本一嬉しい内部推薦でしょうね。自分が知っているのは慶應義塾高校から慶応医学部の男性が地方国立女医と結婚。日本最高の内部推薦。余談だが関西医科大学も一般入試よりセンター利用のほうが簡単だと思います。関西医科大学再受験組は京都薬科大学薬学部・神戸市看護大学看護学部・同志社女子大学・地方国立放射線学科・摂南大学薬学部・北里大学医療衛生学部など。多分センター利用(英語数学理科理科現代文)だけで入れる枠があるのでセンター利用使ったんでしょうね。