今回はスタケンの宅建講座についてまとめました。
2021年にリニューアルされた講座について解説しています。
スタケンは資格登録で全額返金される制度があるのが最大の魅力です。
また当サイトでは宅建の通信講座を徹底的に比較しています。

目次
2021年大幅リニューアル
スタケンは2021年に大幅リニューアルしました。
リニューアルがわかりにくかったので、多くの比較サイトでは古い情報が記載されています。
講師チェンジ
田中謙次講師→渡辺宏講師にチェンジになりました。
正直な話、前の田中先生の方がカリスマ性がありましたが、渡辺講師も申し分ないです。
テキストあり
2020年まではサイト上でPDFを印刷するシステムでした。
2021年からは市販されている住宅新報出版の「パーフェクト宅建士 基本書」がテキストになります。
このテキストも料金に含まれています。テキストが手元に届きます。
テキストとしては王道かつ無難かなと思います。
お固めな参考書なので、解説動画で嚙み砕いててくれるのはわかりやすいです。
スタケンの料金は?
テキストとして使われる市販の参考書込みで料金は32,780円です。
他社は高い所だと6万円とか普通にあるので、格安です。
スタケンのメリット
合格・登録で全額返金
宅建に合格し、資格登録を完了し「宅建士証の交付」を受けると、全額返金を受けれます。
もちろんアンケート等に答え申請する必要があります。
ただし後で詳しく解説しますが、宅建の資格登録には合計79,500円掛かります。
過去問集アプリが大好評
別売り370円ですが、過去問集のアプリがあります。
過去問10年分・約2,000問が解き放題です。
スマホアプリなので隙間時間に演習できます。ランキング機能や掲示板機能なども充実しています。
このアプリは解説がわかりやすい上に、広告も付いていないので評判高いです。
一問一答形式で過去問がサクサク解けて、間違えた所だけ再度やり直すのも簡単で使いやすいです。
このアプリはスタケンの講座入っていない人でも370円で購入可能です。
「問題集はこのアプリのみで合格した」という口コミもあります。
分量が適量
スタケンの動画の分量は約36時間なので、他社よりも数時間分量が多いです。
※インプット系の講座のみ比較
予想模試(3回分)
住宅新報社の予想模試50問3回分を受けられます。
スタケンのデメリット
合格後期間内に資格登録しないとメリットなし
スタケンで勉強するなら資格登録しないとメリットないです。
正直スタケンよりも安い講座や、合格特典のハードルが低い講座はあるので、資格登録しないならば、他社にした方がいいです。
【注意】宅建の資格登録に約8万円掛かる
スタケンでは全額返金するには宅建の資格登録が必要です。
宅建の資格登録には合計79,500円掛かります。
宅建の資格登録が意外と高額なので注意です。大学生だと厳しいかもしれません。
内訳は以下の通りです。
- 受験料:7,000円
- 登録実務講習受講料:20,000円
- 資格登録手数料:37,000円
- 法定講習受講料:11,000円
- 宅建士証交付申請手数料:4,500円
※ただし、実務経験2年以上あれば青字の講習が免除になり、合計48,500円になります。
そしてさらに、更新料が5年に1度15,500円掛かります。
正直資格登録するのにまあまあ金が掛かります。
だから、別に宅建の資格を取ってすぐに不動産関係の仕事をするわけではないけど、就職や転職に有利そうだからなんとなく取得したい方は取得費用が高いのでスタケンをおすすめしません。
別にすぐに資格登録する必要はないので、必要になったら登録した方がいいです。
アプリの問題集は別売り370円
アプリはセットに含まれていません。
しかもスタケンの講座入っていない人でも370円で購入可能です。
演習講義は動画なし
確認テスト等はありますが、演習は基本別売りのアプリでやります。
動画講義があるのは基本インプット系の講座のみです。
他社と比較
ここではよく他サイトで比較されている、アガルート、スタディング、フォーサイトと比較します。
アガルート
「ゼロから合格カリキュラム」は32,780円です。スタケンと同じ価格です。
合格特典で1万円キャッシュバックがあります。
ただし顔写真と合格体験記が必要です。顔写真はホームページや販促物などに利用されます。
元LECと元大原の豪華コラボの質の高い講義です。
講義は演習に力を入れていて、他社で手抜きされている演習の講義に力を入れているのが特徴です。
アガルートオリジナルの模試が1回付属します。
もし、すぐに資格登録する予定がないのでしたら、合格特典を考慮すると結果スタケンよりもアガルートの方が安いです。
アガルートの宅建講座についてはこちらの記事で掘り下げて解説しています。

スタディング
講座は19,800 円+オプション扱いでテキスト7,700 円です。
合計27,500円です。
合格発表後に、アンケートと合格体験談を記入するだけので、割と簡単です。
顔写真が必要という記載はないので、不要だと思われます。
動画講義は約32時間で、適量です。演習の講義がないのでスタケンと条件は同じです。
注意点は模試が付属しません。
他社の模試を受けるか、ぶっつけ本番で受験する必要があります。
不合格でも来年7,590円で延長可能なのも魅力の1つです。
テキスト付きの通信講座の中では最安値(※特典考慮なしで)
スタディングの宅建講座についてはこちらの講座で掘り下げています。

フォーサイト
動画講義は合計約19時間で、インプット系の講座は他社の約3分の1で約11時間です。
かなり範囲を絞り込んでいます。
宅建は頻出分野だけで十分合格を狙えるという点では間違っていないでしょう。
時間がなくて短期間で合格を目指したい人にはおすすめです。
多くのサイトでは、不合格時に全額返金されることを強調しています。
ですが、そもそも全額返金対象の講座自体が79,800円+送料730円と高めです。(たまにクーポンが出ることもあり)
教育訓練給付制度が使える講座もありますが、全額返金保証対象ではありません。
ちなみに、合格特典もAmazonギフト券2000円分とかなりしょっぱいです。
さらに、「全額返金制度」のハードルがかなり高いです。
条件は以下の通りです。
- 全ての確認テストにおいて100点(めんどくさい)
- 学力テストで25点満点で20点以上か上位34%(ふるいに掛けているなあ)
- 試験日から5日前までに受験票・本人確認書類のコピーと「返金申請書」を郵送。(忘れそう・試験前にめんどくさい)
- テキストなどすべての教材を合格発表から14日以内に返送。書き込みありでもOK。(紛失したらアウト)
これ実際に条件全て満たして返金された人ってどれぐらいいるのかなあ。
フォーサイトの宅建講座についてはこちらで掘り下げて解説しています。

どんな人にスタケンおすすめ?
資格登録しないと全額返金されないので、合格したら資格登録する人以外はおすすめしません。
逆に不動産業界で現在働いている方や、内定決まった大学生におすすめです。
現在不動産業界で働いている方
現在不動産業界で働いているけど、まだ宅建を取得していない方はスタケンおすすめです。
不動産業界に内定決まった大学生
大学4年生の方で不動産業界に内定は決まって、入社までに宅建取りたい方はスタケンおすすめです。
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