今日は文系の院進について考えてみました。
院試について様々な視点から考察してみました。
目次
文系から院は墓場
文系の院進はメリットがほぼない
これは一般的にも言われていることですが、文系から院に行くメリットはほぼありません。
学部で学んだことを更に深く学びたいと思う人(大学教授になりたい人)以外はやめたほうがいいです。
就活失敗したから文系の院に逃げるというのはやめた方がいいです。
就活がやばい
院の2年間はあっという間に過ぎます。
就活にはおよそ半年から1年掛かるのですが、院進後割とすぐに就活が始まり、なかなか時間的にも厳しいです。
また多くの文系の院では就活をする空気ではないようです。
企業側も院卒の文系を求めていません。
文系の院で学んだ知識は企業では役に立ちません。
しかも、給料も院卒の給料を出さなければならないので、企業にとってもコスパは悪いです。
企業からしても院は就活逃げた人のイメージがあります。
院で公務員浪人
中には院で公務員の勉強をしている方もいるにはいます。
大体大学4年の時に落ちた人が多いです。そういう方は合格したらすぐに中退します。
予備校の公務員試験の合格者一覧みたいなのみたら大学院中退はちょこちょこいます。
これは考え方によってはありかなと思います。
社会人になってから院進でも遅くない
文系の学問でも「本気で勉強したいんだ」っていう人もいるでしょう。
そういう人は社会人になってからでも遅くないです。
意外と大学院の年齢層が高い
大学院って意外と30代とかなんなら40代とか50代もざらです。
実際に社会出て働いて、現実的な研究課題を見つける感じです。
逆に大学卒業したばかりの社会に出ていない若造に、研究課題もくそもないと思うんですよ。
だったら、別に働いてからでも遅くはないです。
働きながら土日や夜間に学べる院が多い
別に働きながらでも院は行けます。
学部は夜間もありますが最近は廃止傾向ですが、院に関しては夜間の大学院は結構あります。
職場にもよりますが、平日の夕方以降と土曜日の授業のみで卒業できる大学院は数多くあります。
2年企業で働いて進学すると国から補助が出る
最近は「リスキング」っていうんですが、国が社会人の学直しに力を入れています。
(だったら現役の貧困大学生を奨学金借りなくてもいいくらい補助してやれよって思いますが)
しかも社会人として2年企業で働いて進学すると国から補助金がでます。
「専門実践教育訓練給付金」と言います。
なんと支払った学費の50%を上限に受講費用の一部を給付されます。
MAX112万円まで補助されます。
難しい言い方をすると、「受講開始日までに、通算して被雇用保険者期間を2年以上有していること」です。
あと、入学前にハローワークに書類を提出しないといけません。
もちろん入学後にちゃんと単位を取らないと要件満たしません。
わからないことはハローワークに行けば教えてもらえます。
ただ全ての大学で使えるわけではなく、対象校じゃないと使えません。
専門実践教育訓練給付金が使えて、夜間と土日のみの履修で卒業できる大学はこちらの記事でまとめています。
![](https://takurououen.com/wp-content/uploads/2023/02/38276a74fca89e653a8223f1362a422c-160x90.jpg)
理系から院は全然あり
理系から院に行く人の割合は非常に高いです。
特に工学部では大学によっては7割が院進学なんてあります。
文系では当然ですが理系でも学部卒では、公務員にでもならない限り営業職くらいしかありません。
企業の開発系とか研究系の仕事は院卒じゃないとないです。特に大企業は。
大学のホームページで工学部の学部卒での就職先を見たら意外と銀行とか多いです。(意外と給料良いらしい)
院に行かないと研究職には付けないのです。
もちろん営業職では学部で学んだことを活かすことはできません。
院に行かないと学んだことを活かせる職種には付けないのです。
また理系の院の研究室の教授は企業への推薦を持っている場合も非常に多いです。
一応文系の学部から理系の院に進学するという荒技もあります。
![](https://takurououen.com/wp-content/uploads/2017/07/大学院で理転可能.png)
他大学への院へ進学
よく他大学の院に進学してロンダリングするって話を聞きます。
実際大学の進学実績を見てみましょう。
ほとんど内部進学です。
まあもちろん自大学の院が受かりやすいっていうのはあります。
いざ実際に他大学の院に行くことを考えてみましょう。
院は2年間しかありません。研究は2年間しかできません。
自大学の方が学部の研究が続けることが出来るので、多くの人は自大学の院に進学します。
学部からお世話になってる教授の方が扱いやすいですからね。
院進学のデメリット
院進学の最大のデメリットは就職するのが遅れるってことです。
就職するのが遅れるってことは生涯賃金が減ります。
院卒の方が学部卒よりも賃金が高いことが多いですが、そうでない場合も多いです。
特に女性の方では結婚するのが遅れがちです。
もちろん院の学費も掛かります。院は忙しいのでバイトすることも難しいです。
院進学のための勉強
よく学部でいい成績を取りましょうって言ってる方がいます。
ぶっちゃけ他大学の院進学の場合はあまり関係がありません。
しかし先ほど述べた通り多くの人は内部進学します。
内部進学の場合は成績が関係することが多いです。
いい成績を取るに越したことはないので、学部で真面目に勉強していい成績を取りましょう。
あと他大学の院を目指す方は英語の勉強をしましょう。
多くの大学はTOEICを使っています。理系では英語が苦手な方が多いです。
ほとんどの大学は750点取れば十分です。
ただ、東大などトップの院ではTOEFLが必要なこともあります。
TOEICが出来るようになったら、TOEFLの勉強もしましょう。
英語は毎日の積み重ねが大切です。急に出来るようにはなりません。
毎日1時間でいいので勉強しましょう。
関連記事
社会人向けの働きながら卒業できる大学はこちらにまとめています。
![](https://takurououen.com/wp-content/uploads/2023/02/38276a74fca89e653a8223f1362a422c-160x90.jpg)
コメント
初めまして、大学院生のよかと申します。記事を拝見させていただきました。少しお聞きしたのですが、これはネットから多く上がった情報を抜き出しただけでしょうか?私の経験から申し上げますとあったてはあったってますが、極端すぎます。私は文系の院生ですが、経営学を学んでいるからか普通に学部生と変わりなくうまくいきました。研究の分野が評価されたこともありましたし。
なので、文系では就職を良くしたいから今の大学より上の院に 行くという安易な発想は止めましょう。
というのはどこかのネットの受け売りなのかなと考えてしましいます。ただ、実際に文学部の大学院だとうまくいく確率は低くなるのは確かだと思うのであくまでケースバイケースだと思いますよ。
よかさん。コメントありがとうございます。
今この記事読んだら主観が強すぎますね(笑)
ただこの手の話題って人によって考えが違うんですよね…
理系の院に進学するのも時間と金の無駄と考える人いますから…
確かに東大と一橋の経済系の院は就職いいですね
ただ内部進学がやはり多いイメージです。
まあ大学院で学んだことを就職で活かせるかって行ったらむずかしいところです。
あとは文系の大学院から公務員なる人も結構多いです。
逆に国総受かってから猶予期間が3年ほどあるので、学部の時合格して大学院に進学して国総に就職する方も意外といらっしゃいます。
確かに極端過ぎるのも否定できないです(笑)
二浪がそこまで不利じゃないと言われる一方で、文系院はやめとけと言われるのは何故でしょう。
時間がない、扱いにくい(?)、給料面、志望動機が不明、
など?
返信くださると嬉しいです。