今回は実家と住民票を分けるメリットとデメリットについてです。
住民票の分け方についても解説します。
目次
多くの大学生は住民票を移していない理由
周りで住民票を移している方は少ないです。
理由は簡単です。
手続きがめんどくさいからです。
住民票を移すのに元の市役所から「転出届」を出して、さらに移す先の市役所で「転入届」を出さないといけません。
近くの市役所に行って、「住民票を移したいです」だけで移すことができません。
2つの市役所を往復しなければなりません。
個人的には、こういうのってネット上で簡単にできるようにすべきだと思います。
住民票を移すと扶養外れる?
住民票が原因で扶養が外れることはありません。
給与所得が103万円以内であれば扶養は外れません。
住民票を移すメリット
選挙
もしも住民票が実家だと実家に選挙の投票用紙が届きます。
下宿先には届きません。
一応実家に取りに行かなくても、「不在者投票宣誓書・請求書」を地元の選挙管理委員会に出せば、投票用紙等は届きます。
ですが手続きがめんどくい上に、切手代も掛かるためやっている方はかなり少数のはずです。
だから、選挙権をせっかく18歳に引き下げたのに、未成年の投票率は低いです。
しかも実家暮らしが多い18歳と、大学生などの一人暮らしが多い19歳の投票率を比較すると結果が如実に出ています。
参議院選の投票率を例に取ると未成年の投票率が低いです。
住民票を移していない大学生がいないから投票率が低いのでしょう。
2016年
全ての年代の投票率54.7%
18歳:51.17%(実家暮らしの高校生も含む)
19歳:39.66%(大学生が多い)
2019年
全ての年代の投票率:48,8%
18歳:34.68%(実家暮らしの高校生も含む)
19歳:28.05%(大学生が多い)
ネット投票を導入するなど至急対策が必要でしょう。
住民票
クレジットカードや格安SIMを契約するのに身分を証明するものが必要となります。
健康保険証だけでは顔写真がないので、住民票が必要になる場合もあります。
そういう必要になったときに実家まで帰らないといけなくなります。
世帯収入
住民票を移せば世帯主は親ではなく自分になります。
当然住民票を移せば、世帯収入は親との合計金額だけでなく、自分だけの収入になります。
例えば、世帯ごとに給付金を配る制度が発令された場合貰える可能性があります。
住民票を移すデメリット
地元の成人式の案内が届かない
地元の成人式の案内が届かなくなります。
住民票を移した先の成人式の案内が届きます。
多くの人は長く住み着いた地元の成人式に参加したいでしょう。
ですが、多くの自治体では、成人式始まる前に地元の市役所の教育課や企画課に電話すれば参加できます。
できれば年末までに電話した方がいいです。
個人的には、この成人式のシステムはどうかした方がいいと思います。
住民票の移し方
同じ市で移すかどうかで手続きが変わります。
大学生のほとんどは違う自治体に引越すと考えられるので、違う市への住民票の移し方のみ解説します。
1.転出届を地元で出す
地元の市役所から転出証明書を貰います。
2.転出証明書と転入届を下宿先で出す
最後に
できれば、大学生は住民票を移した方がメリットが大きいでしょう。
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