国立大学医学部合格に必要な勉強時間は、2000時間だと言われています。
今回はネット上で言われている資格の勉強時間と比較してみました。
目次
本当に2000時間で国立大学医学部合格するの?
疑っている方がいると思うので、先に前置きします。
1日6時間で国立医学部合格?
1年で2000時間だとすると、1日換算で6時間です。
「え?たった1日6時間で国立医学部合格するの?」って思う方もいるでしょう。
「10時間勉強しないと無理っしょ」って思っている方も多いでしょう。
ですが、実際かなり勉強したと思ってても2時間勉強しかしていなかったとかあるあるです。
本人の体感時間と実際の勉強時間にはズレがあります。
実際は毎日1年間365日6時間勉強し続けるってかなり凄いことです。
普通の人間ならばどこかでだれますし続きません。
人によって差がある
当たり前ですが、今の能力によって必要な勉強時間は異なります。
極端な話ですが、元々東大卒の方が再受験するのと、中卒の方が受験するのは勉強しなければならない勉強時間が異なります。
他の資格と比較
ネット上で言われている資格の勉強時間をまとめてみました。
- 司法予備試験5000時間
- 司法試験8000時間
- 公認会計士5000時間
- 司法書士3000時間
- 社労士1000時間
- 税理士5000時間
- 弁理士5000時間
- TOEIC860 700時間
- 中小企業診断士1300時間
- 行政書士600時間
- 宅建350時間
- 簿記1級800時間
こう見ると、国立大学医学部の2000時間は短く感じます。
なぜ資格の勉強は時間が掛かるの?
範囲が広い代わりに、一生免除や、有効期限を設けて免除を実施している資格があります。
例えば、公認会計士の場合、短答式試験は一度合格すると免除され、論文式試験は科目合格(いずれも有効期間は2年間)です。
論文科目は会計論・監査論・企業法・租税法・選択科目の5科目なので、今年は3科目だけ勉強して試験受けて、来年は2科目だけ勉強するとか可能です。
もっとわかりやすいのは、税理士の試験です。
簿記論、財務諸表論、所得税法など11科目から5科目で合格したら税理士資格の取得できます。(正確には実務経験2年必要)
公認会計士と違って、税理士は1つの科目で合格したら死ぬまで免除されます。
他にも、中小企業診断士や弁理士は似たような制度があります。
だから、範囲が広い代わりに、時間を掛けて勉強しやすいです。
医学部試験はセンター試験の点数で9割取っても、来年もセンター試験を受けなければなりません。
昨年の点数は引き継げません。
結局国公立大学医学部再受験はコスパ高い?
医学部試験合格の勉強時間だけ見れば、コスパは高いです。
しかも、将来年収1000万円は確定、社会的地位は高いです。
ですが、疑問に感じることがあります。
医学部合格しても、留年せずに卒業しても6年掛かるし、しかも研修医として5年程度働かなければなりません。
大学にもよりますが留年率はまあまあ高いです。
なんだかんだ年収1000万円突破するのに軽く10年は掛かります。
しかも国家試験にも合格しなければなりません。
約90%は1発合格しますが、かなり勉強はキツイです。落ちる人は何度も落ちます。
まとめると、
医学部合格だけなら勉強時間は短いですが、結局大学入ってめちゃくちゃ勉強しなければなりません。
コメント