今回はアガルートの土地家屋調査士講座についてです。
料金は安くてコスパは良いけど、安いなりにコストカットされている点があるかなあって印象です。
しっかりデメリットについて書いてあるサイトが少なったので、当サイトではしっかり説明することにしました。
また、当サイトでは土地家屋調査士の通信講座について徹底的に比較しています。

目次
土地家屋調査士の試験について
わからない人の為に0から解説します。
知っている方は読み飛ばしてください。
試験内容
筆記試験(例年10月中旬)
午前
後で詳しく解説しますが、午前に関しては難易度が低い測量士補に合格すれば、免除されるので受験者は少ないです。
午後
計算や作図の問題が出題されて難易度が高い
[択一]不動産登記法・民法他から20問
[書式]土地・建物から各1問
口述試験(翌年1月中旬)
15分程度ですが、ほぼ100%合格します。
【独学推奨】まずは測量士補(例年5月中旬)に合格すべし
測量士補合格で土地家屋調査士の午前免除
合格すれば土地家屋調査士の午前が免除になります。
東京法経学院によると合格者の99%が午前の部試験免除者のようです。
測量士補は難易度低い
測量士補自体は、工業高校の生徒でも卒業までに合格するレベルなので簡単です。
工業高校の2年生でもちらほら合格者出ます。
測量士補は28問中18問以上正解すれば合格です。
比較的合格率が高く、20~40%台と幅があります。
しかも、工業高校など大量に受けさせられた高校生が合格率を下げているので見かけほど難易度は低いです。
測量士補の難易度は低いので、先に測量士補に合格しましょう。
測量士補は独学がおすすめ
土地家屋調査士を目指す意識の高い方であれば、測量士補は独学で突破できます。
土地家屋調査士は市販の参考書が充実していませんが、測量士補だけなら市販の参考書があります。
測量士補だけなら自力で突破可能です。
通信講座では測量士補+土地家屋調査士のセットコースはありますが、土地家屋調査士の単体講座よりも5万円~7万円高いです。
5万円でも浮くと嬉しいので、測量士補だけは独学で突破することをおすすめします。
測量士補のおすすめの参考書
アガルートの中山講師が測量士補の参考書を出しています。
ドローン測量を合法化した2021年4月の法改正に対応しています。
後は過去問集で演習しましょう。
土地家屋調査士の通信講座の選び方
質はどこも一定数以上
当サイトでは他の資格の通信講座も比較していますが、質が低い講座ははっきりと酷評しています。
土地家屋調査士の通信講座は細かい違いはありますが、どこも質は一定数以上あります。
極論ですが、合格できる人はどこを選んでも合格できるでしょう。
料金と合格特典(割引)で選ぶのもあり
※教育訓練給付制度は社会人限定ですが、修了した際に、学費の20%が給付されます。
アガルートの土地家屋調査士のメリット
価格は平均的
「一発合格カリキュラム(定期カウンセリングなし)」で東京法経学院と比較するとほぼ同じくらいです。
合格時全額返金(税抜)or3万円進呈
「一発合格カリキュラム(定期カウンセリングなし)」を受講して合格したら、合格時全額返金or3万円進呈から選べます。
(測量士補とセットの「ダブル合格カリキュラム」は合格時全額返金or5万円)
どちらも合格体験記の提出があり、顔写真・氏名は販促物に利用されます。
また、合格時全額返金はインタビューを受けなければなりません。
今までは飯田橋に行かなければなりませんでしたが、こういう事情なのでリモートでも可能になりました。
合格制度の詳細はこちら>をご覧ください。
アガルートの中でも人気のある講座
実は土地家屋調査士の講座はアガルートの中で人気のある講座です。
1位予備試験、2位MBAの講座に次いで3位に土地家屋調査士の講座が位置する程人気あります。
中山講師の評判が良い
講師の中山講師は元LECなので、大手と同じクオリティの講義が受けられます。
「教え方がすごく上手い。全くの初心者でも理解できる」といった趣旨の口コミがありました。
無制限質問OK
受講生限定のFacebookグループで講師に気軽に質問できます。
通信講座に最適化された動画
アガルートは通信のみしかやっていないので、動画収録に力を入れています。
テキストはフルカラー
東京法経学院とLECのテキストは白黒ですが、アガルートはフルカラーです。
アガルートの土地家屋調査士のデメリット
答練が少ない
アガルートについてよく言われているのが、演習量が少ないって言われています。
確かに答練の数が他社と比較してやや少ないです。
ただアガルートは動画講義付きで過去問18年分やるので、それで足りるだろうって考えなのでしょう。
ちなみに、東京法経学院は過去問は厳選した問題集が配られるだけです。しかも演習量の多い問題集は別売りです。
答練が昨年の使い回し
東京法経学院は予想して新作の答練を毎年作っていますが、アガルートのカリキュラムは昨年の使い回しです。
アガルートは新作も3回作っていますが、カリキュラムには含まれていません。
最新の答練3回分は単科で購入する必要があります。
模試がない
アガルートでは模試がないので、日建学院や東京法経学院などで受けた方がいいかもしれません。
添削なし
アガルートは答練の講座がありますが、添削がありません。
東京法経学院は添削がありますが、アガルートは添削ありません。
他社とは添削ないのが大きな差になります。
定期カウンセリングはいらない
200名限定で講師と月1回30分程度カウンセリングできるオプションがあります。
定期カウンセリングを付けると約10万円も高くなるのでいりません。
たった月30分のカウンセリングの為に15万はコスパ悪すぎます。
しかも予約制なので強制力がないです。
あと、「マネージメントオプション」という週1で60分の家庭教師みたいな奴があります。
高額ですが、添削付きで手厚い指導が受けられるので、お金に余裕がある人は受けてもいいかもしれません。
複素数のテクニックは他社でもやっている
アガルートの土地家屋調査士ではやたら複素数のテクニックについてアピールされています。
複素数は予備校で解説するテクニックとしてはそんなに珍しくないです。
複素数のテクニックについては東京法経学院など他の予備校でも当然やっています。
ちなみに、市販の参考書でも普通に複素数は使われています。
全額返金が税抜きに改悪
今まで税込で全額返金されていましたが、2023年度対策から税抜になりました。
消費税分は返金されません。
他社と比較
東京法経学院
料金はアガルートよりも高いですが、1967年から長年の実績と充実した添削指導が魅力です。
アガルート同様、合格で全額返金があります。
最新の答練を毎年作っていて、添削がありサポートが充実しています。
アガルートよりも過去問重視に対して、東京法経学院はオリジナルの答練重視です。
東京法経学院についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

LEC
料金はアガルートや東京法経学院よりも高いですが、いろいろ割引制度を駆使すればそこまで高くありません。
インプットの講義の時間が長くわかりやすい講座が魅力となっています。
初学者向きの講座となっています。
LECについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

アガルートのおすすめの講座
ダブル合格カリキュラム(定期カウンセリングなし)
「ダブル合格カリキュラム」は家屋調査士+測量士補セットのプランです。
東京法経学院では、セットの場合は合格時全額返金対象外のようです。
アガルートでは、合格時全額返金or5万円進呈から選べます。
測量士補も通信講座で勉強したい方はアガルートがおすすめです。
一発合格カリキュラム(定期カウンセリングなし)
土地家屋調査士のみのプランです。
中山講師の解説がわかりやすいと評判良いです。
初学者におすすめ!!

土地家屋調査士通信講座おすすめランキング
1位:アガルート
中山講師の解説がわかりやすい

2位:東京法経学院
答練の数が多い。演習重視
長年の実績・充実したサポート

3位:LEC
初学者向けのわかりやすい講座

比較の詳細はこちらの記事をご覧ください。

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