今回は「フォーサイト」の旅行業務取扱管理者講座について解説します。
また当サイトでは旅行業務取扱管理者の通信講座について徹底比較しています。
目次
旅行業務取扱管理者とは?
わからない人の為に0から解説します。
知っている方は読み飛ばしてください。
国家資格
旅行業務取扱管理者は国家資格です。
受験資格がなく誰でも受験可能です。
資格のメリットは?
旅行会社では、「旅行業務取扱管理者を営業所ごとに1人以上置く」ことが法律で義務付けられています。
要するに、旅行業務取扱管理者を取得すると旅行会社での就職でかなり有利になります。
総合と国内の違いは?
総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者があります。
国内の方が簡単です。総合は海外も範囲になっていて難易度高いです。
国内旅行業務取扱管理者 | 総合旅行業務取扱管理者 | |
取扱業務 | 国内旅行業務のみ | 国内・海外旅行業務全般 |
試験実施時期 | 毎年9月上旬 | 毎年10月中旬 |
受験者層 | 学生 50%前後 | 学生 30%前後 |
旅行業 10%前後 | 旅行業 20%前後 | |
合格率 | 30~40%程度 | 10~20%程度 |
時期が1ヶ月ずれているので、国内と総合どちらも受験できます。
過去問は?
割と似たような問題が毎年出題されるので、過去問は最重要です。
過去問はホームページに解答込みで5年分あります。
もっと古い過去問はAmazonで中古本を買うしかありません。
ユーキャンの過去問は5年分収録されています。
試験範囲は?
合格基準は60%以上なので全部取れなくても大丈夫です。
旅行業法及びこれに基づく命令
旅行業法に関する問題です。
法律はわかりやすい上に、範囲もしっかりしているので、点数取りやすいです。
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
ここも点数は割と取りやすいです。
主に旅行契約と、バスとかフェリーとか飛行機の運輸に関する問題が中心です。
また計算問題も出ます。払い戻しに関する問題が中心です。
こちらも勉強時間はかなり掛かります。
国内旅行実務
観光地に関する問題は範囲があやふやなので、何が出るのかわかりません。
本当に何が出るかわからないので、範囲はかなり広いです。
雰囲気としては観光地に関する問題をクイズ感覚で4択で当てていく感じです。
世界遺産、駅、郷土料理、寺・神社・城、川・山、祭りなどが出題されます。
形式は毎年ほぼ同じなので、過去問をご覧ください。
また旅費や交通費の計算も毎年出ます。
出る問題は大体決まっているので、計算問題は絶対落としてはいけない問題です。
海外旅行実務(海外のみ)
問題の形式は、国内旅行実務が海外まで範囲が広がった感じです。
もちろん計算問題も出題されますし、観光地に関する問題も出題されます。
観光地に関する問題は、地形、美術、歴史に関する問題が中心です。
国内と比較して範囲がめちゃくちゃ広いので、勉強は大変です。
あと、英文読解も出題されます。
センター試験に毛が生えたレベルなのでそこまで気にする必要はないです。
TOEIC500レベルでも戦える内容です。
全部落とすのはまずいですが、観光地の問題で点数取れれば最悪なんとかなります。
逆に英語が得意な方は観光地の問題が少々落としても大丈夫です。
時差や飛行機での乗り換えに関する問題も出題されます。
都市コードや航空会社コードなど毎年出題される問題は決まっていますが、範囲が広いです。
難易度は?
国内旅行業務取扱管理者の合格率は30~40%程度なので、割と簡単です。
勉強時間は100時間~200時間程度と言われています。
めちゃくちゃ頑張れば1ヶ月で取れなくもないです。
余裕をもって2ヶ月。社会人の方が働きながらだと3か月が妥当でしょう。
総合旅行業務取扱管理者の合格率は10~20%程度なので、普通に落ちます。
勉強時間は200時間と言われています。
ただ先に国内に合格すれば、総合の試験で科目免除できるので、先に国内を取得すれば100時間で合格できます。
難易度としては宅建と同じくらいと言われています。
先に国内を取るべきか?
先に国内を取ると、総合の試験で免除を受けられます。
免除を受けると、試験が「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」と「海外旅行実務」のみになります。
国内合格経由で、免除で総合受験した方が合格率が2,5倍~3倍高いです。
免除なし | 国内合格 | |
2022 | 13.5% | 35.7% |
2021 | 6.2% | 17.6% |
2020 | 18.5% | 38.6% |
2019 | 13.0% | 30.4% |
2018 | 11.0% | 36.2% |
2017 | 8.8% | 22.4% |
2016 | 12.8% | 22.1% |
2015 | 12.2% | 22.5% |
2014 | 16.2% | 26.3% |
実際国内合格して免除で合格する方は少し多いです。
時期も1ヶ月ずれています。この1ヶ月の間に「海外旅行実務」の学習に集中できます。
検定料も5,800円(非課税)とあまり高くありません。
国内を合格してから、免除で合格するのも戦略でしょう。
自信のない方は国内を経由させて総合にチャレンジするのもいいでしょう。
フォーサイトの旅行業務取扱管理者講座とは?
料金
料金は通信講座の中では動画講義の上に安いです。
- 総合旅行業務取扱管理者試験通常コース→43,800円+送料
- + DVDオプション→+5000円
- 国内旅行業務取扱管理者試験コース→28,800円+送料
またフォーサイトは頻繫にクーポンが発行されるのでタイミングが合えばさらに安くなります。
しかもクーポンなどの割引と教育訓練給付制度は併用可能です。
ただ他社ではテキストの送料無料なのに、別料金で730円〜900円取るのがケチくさいなと思います。
※北海道1,900円、沖縄2300円
総合の講座を比較したら、圧倒的にフォーサイトが強いです。
料金 | 教育訓練給付制度対象 | 動画講義 | |
フォーサイト | 43,800円+送料 | 〇 | 〇 |
LEC | 71,500円 | × | 〇 |
JTB総合研究所 | 49,500円 | × | × |
ユーキャン | 59,000円 | 〇 | × |
また、総合のみ「教育訓練給付制度対象」です。
修了後に支払った学費の20%がハローワーク(公共職業安定所)から給付されます。
動画講義でポイントがわかりやすい
動画講義で「ここはあまり出題されません」「ここは出ます。覚えておいてください」とはっきり言ってくれるのでわかりやすいです。
テキストにない補足知識も言っています。
音声を流して聞き流すだけでも効果があるでしょう。
フォーサイトでは動画はもちろん音声をダウンロードすることも可能です。
動画講義は国内:16.7時間 総合:24時間と分量は適量です。
テキストはフルカラーで薄い
テキストはフルカラーで、地図やイラストが所々使われています。
ただもうちょっと写真とか欲しいかなあっていうのが本音です。
確かに、旅行業務取扱管理者の試験はセンター試験の地理みたいに写真を使った問題の出題は少ないです。
ですが、視覚で理解した方が知識が定着しやすいかなとは思います。
おそらく色々権利関係ややこしくて写真は載せられないのでしょう。
地理の資料集を用意して、気になる所だけでも見返してみるといいでしょう。
テキストの分量は出ない所は絞っているのでやや薄いです。
ですが、「足りなかった」という口コミは聞かないので、上手く絞っています。
質問あり
質問はメールで可能ですが、総合が15回で国内が10回までです。
それ以降は1回500円掛かります。
ただ基本あまり使うことはないでしょう。
添削なし
他の通信講座では添削ある場合もありますが、試験はマーク式で記述はないので添削は不要でしょう。
まとめ
フォーサイトの講座は絞ってあるので勉強しやすいです。
料金もサービスも良心的です。
フォーサイトの旅行業務取扱管理者の講座は全員におすすめです。
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