労働基準監督官ってどんな職業? 仕事内容や難易度・試験内容について

今回は労働基準監督官についてです。詳しく解説します。

仕事内容

仕事内容は大体皆さんの想像に近いでしょう。

仕事内容は大きく分けて監督指導業務と安全衛生業務の2つです。

主に労働局や労働基準監督署で仕事し、事業所で調査するのが主な仕事です。

監督指導業務

これはざっくり説明しますと、労災や申告のあったやばそうな事業所に立ち入って調査します。

そして指導や勧告などします。

賃金や残業代不払いや長時間労働などを調査します。

採用後の4年間は全員監督指導業務中心です。

安全衛生業務

これも実際に事業所に立ち入ります。

機械の安全性の検査や建築工事の計画届の審査をします。

また、健康診断の実施状況や有害物質がないことを確認します。

要するに、労災を防ぐことが目的です。

労災補償業務

労災の認定も行っています。

認定されれば、保険給付や被災者の早期社会復帰を手助けします。

ハローワーク

職業安定所も労働基準監督官の仕事です。

仕事内容は大体想像つくでしょう。

相談やアドバイスです。

 

転勤は?

ありますが、少ないです。

 

まずは採用は希望する労務局で面接をします。

採用後は、主に採用された労働局管内の労働基準監督署で勤務します。

ですが、採用後の3年目からの2年間、13年目からの2年間のみは別の労働局内で勤務します。

はっきりきまっているのでわかりやすいですね。

 

あと、採用後の4年間は全員監督指導業務中心ですが、5年目以降は監督指導業務か安全衛生業務か選べます

※ただし監督指導を選んでも15年目までに、安全衛生業務と労災補償業務は1年はしなければなりません。

仕事の幅を利かせるのが目的です。

 

試験内容

労働基準監督A(文系)とB(理系)に分かれます。

ちなみに、理系は倍率結構低いので穴場です。

一次試験は基礎能力試験(教養試験)と専門試験の選択式と記述式があります。

専門試験の選択式

労働基準監督A(文系)
必須(12題)

労働法、労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)

選択(36題から28題選択)

憲法、行政法、民法、刑法、経済学、労働経済・社会保障、社会学

 

勉強方法についてはこちらをご覧ください。

労働基準監督B(理系)
必須(8題)

労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係、労働安全衛生)

選択(38題から32題選択)

工学に関する基礎(工学系に共通な基礎としての数学、物理、化学)

 

専門試験の記述式

労働基準監督A(文系)2題必答
  • 労働法
  • 労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)
労働基準監督B(理系)4~6題出題、2題解答
必須1題

工業事情

選択1題

工学に関する専門基礎を3~5題出題

  • 機械系
  • 電気系
  • 土木系
  • 建築系
  • 衛生・環境系
  • 応用化学系
  • 応用数学系
  • 応用物理系

 

難易度

難易度は結構高いです。

先ほども申した通り理系は明確に区分を分けているので、理系は倍率低めです。

特に安全衛生で理系の知識が活かされます。

 

ちなみに、国家専門職は基本的に同じ日程なのでどれか1つしか基本的に受験できません。

多くの方は国税専門官・財務専門官・労働基準監督官の中から選択します。

もし合格だけが目標ならば国税専門官の方が合格しやすいです。

ただ仕事内容が人によっては合わない方もいるので要注意です。

こちらの記事で国税専門官についてまとめたのでご覧ください。

 

また、その他専門官についても良かったらご覧ください。